【日曜にちよう討論とうろん】宮城みやぎ県知事けんちじ 東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい 課題かだい解決かいけつへ支援しえん継続けいぞくを

この中なかで宮城みやぎ県けんの村井むらい知事ちじは「ハードの整備せいびはおかげさまでほぼ終おわったが、ソフト事業じぎょうはまだやるべきことが残のこっている。沿岸えんがん部ぶで人口じんこうの減少げんしょうが急速きゅうそくに進すすみ、高齢こうれい化かが進行しんこうしていることや、14年ねんがたって震災しんさいの記憶きおくが薄うすれる中なかで伝承でんしょうをどうしていくのかが大おおきな課題かだいだ」と述のべました。

そのうえで「阪神はんしん・淡路あわじ大震災だいしんさいが30年ねんたって少すこし落ち着おちついてきたという報道ほうどうがあったが、東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいは14年ねんであり、復興ふっこうにはまだまだかかると思おもう。心こころのケアやコミュニティーの問題もんだいなどがあるので、こうした課題かだいについて支援しえんを継続けいぞくしてもらいたい」と要望ようぼうしました。

また岩手いわて県けんの達いたる増ぞう知事ちじは「震災しんさいのあとにコロナ禍かがあり、今いまも続つづく物価ぶっか高騰こうとう問題もんだいで経済けいざい的てきにかなりきつくなっている。また、三陸さんりくの海水温かいすいおんがかなり高たかくなっていて、今いままで取とれていた魚さかなが取とれなくなることも非常ひじょうに大おおきい問題もんだいだ。沿岸えんがん全体ぜんたいの復興ふっこうにとって重要じゅうようなので、水産すいさん業ぎょうの復活ふっかつに対にたいする支援しえんをお願おねがいしたい」と述のべました。

福島ふくしま県知事けんちじ「除じょ染そめ土どなど具体ぐたい的てきな方針ほうしんや工程こうていすみやかに明示めいじを」

福島ふくしま県けんの内堀うちぼり知事ちじは、双葉ふたば町まちと大熊おおくま町まちにまたがる中間ちゅうかん貯蔵ちょぞう施設しせつで保管ほかんされている、除じょ染そめで出でた土どなどの県けん外がいでの最終さいしゅう処分しょぶんについて「法律ほうりつに定さだめられた国くにの責務せきむで、必かならず実現じつげんされなければならないが、期限きげんとしている2045年ねん3月つきまであと20年ねんしかない。具体ぐたい的てきな方針ほうしんや工程こうていをすみやかに明示めいじし、政府せいふは一丸いちがんとなって国民こくみんの理解りかいを深ふかめるための取り組とりくみを進すすめるべきだ」と述のべました。

伊藤いとう復興ふっこう相しょう「除じょ染そめ土どの再生さいせい利用りよう 県民けんみんに丁寧ていねいに説明せつめいを」

東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいと東京とうきょう電力でんりょく福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの事故じこの発生はっせいから11日にちで14年ねんとなります。

伊藤いとう復興ふっこう大臣だいじんはNHKの「日曜にちよう討論とうろん」で、事故じこ後ごの除じょ染そめ作業さぎょうで出でた土どの再生さいせい利用りようについて、具体ぐたい的てきな方針ほうしんなどを県民けんみんに丁寧ていねいに説明せつめいしながら進すすめていく考かんがえを示しめしました。

この中なかで、伊藤いとう復興ふっこう大臣だいじんは双葉ふたば町まちと大熊おおくま町まちにまたがる、中間ちゅうかん貯蔵ちょぞう施設しせつで保管ほかんされている除じょ染そめ作業さぎょうで出でた土どの再生さいせい利用りようについて「国くにの責務せきむで必かならず実現じつげんさせていくことは揺ゆるぎない。今後こんご具体ぐたい的てきな方針ほうしんや工程こうていを明示めいじし、県民けんみんに見みえる形かたちで進捗しんちょく（しんちょく）を管理かんりしながら地域ちいきと一丸いちがんとなって進すすめていく」と述のべました。

そして、今後こんごの復興ふっこうに向むけて「国くにとして責任せきにんを貫徹かんてつする思おもいで対応たいおうしたい。新あらたななりわいをつくること、新あたらしい家族かぞくがやって来やってくること、夢ゆめを見みて頑張がんばれること、被災ひさい地ちをそうした場所ばしょにしていきたいというのが復興ふっこう庁ちょうを挙あげての方向ほうこう性せいだ」と強調きょうちょうしました。

坂井さかい防災ぼうさい相しょう「ボランティア団体だんたいなどの事前じぜん登録とうろく制度せいど早期そうき創設そうせつを」

坂井さかい防災ぼうさい担当たんとう大臣だいじんはNHKの「日曜にちよう討論とうろん」で災害さいがい時じの避難ひなん所しょの設置せっちや運営うんえいについて改善かいぜんは進すすんでいるのものの課題かだいはあるとして、ボランティア団体だんたいなどの事前じぜん登録とうろく制度せいどの早期そうき創設そうせつを目指めざす考かんがえを示しめしました。

この中なかで坂井さかい防災ぼうさい担当たんとう大臣だいじんは災害さいがい時じの避難ひなん所しょの設置せっちや運営うんえいについて「いろいろな教訓きょうくんを得えて少すこしずつ改善かいぜんされているがまだ課題かだいはある。避難ひなん所しょの運営うんえいも地元じもとの自治体じちたいの職員しょくいんなどが担になうことが多おおいが、経験けいけんがある専門せんもん的てきな方ほうにお願おねがいできるような仕組しくみも今後こんごは必要ひつようになる」と述のべました。

そのうえで「ボランティア団体だんたいやNPOと密接みっせつに連携れんけいをとり、いざという時ときにお願おねがいできる関係かんけいづくりを進すすめたい」と述のべボランティア団体だんたいなどの事前じぜん登録とうろく制度せいどの早期そうき創設そうせつを目指めざす考かんがえを示しめしました。

また「災害さいがい対策たいさくで十じゅう二に分ふんにできていなかったことの一ひとつが、平時へいじの備そなえだ」と述のべ、被害ひがいを最小さいしょう化かするための対策たいさくをあらかじめ講こうじておく「事前じぜん防災ぼうさい」の強化きょうかに取り組とりくむ考かんがえを重かさねて示しめしました。