アメリカで、ことし
秋の
中間選挙に
向けた
候補者を
選ぶ予備選挙が、
南部サウスカロライナ
州で
行われ、
トランプ前大統領が
支持する
候補者が、トランプ
氏に
批判的な
現職に
勝利することが
確実になりました。
ただ、
別の
選挙区では、
支持した
候補者が
敗れる見通しで、
影響力が
どこまで
あるのかに
関心が
集まっています。
アメリカでは、秋の中間選挙に向けて、各州で連邦議会議員選挙などの候補者を選ぶ予備選挙が行われています。
14日には4つの州で予備選挙が行われ、AP通信によりますと、このうちサウスカロライナ州の共和党の下院議員の候補者を選ぶ選挙では、トランプ前大統領が支持するいわば「刺客」候補が、トランプ氏に批判的な現職に勝利することが確実になりました。
また、西部ネバダ州でも、上院議員候補を選ぶ予備選挙でトランプ氏が支持する候補者が勝利を確実にしました。
ただ、サウスカロライナ州の別の選挙区では、トランプ氏支持の候補者が現職に敗れる見通しです。
今回の予備選挙は、トランプ氏が支持する候補者が現職に挑むことなどから、トランプ氏の影響力をはかる機会になるとして注目されていました。
アメリカのニュースサイト「アクシオス」が接戦となった予備選挙の結果を分析したところ、トランプ氏が支持した候補者の13日までの勝敗は22勝8敗となった一方で、トランプ氏が支持した候補者が大差で敗れた選挙区もあることなどから「共和党内でトランプ氏の優位性が数年ぶりに揺らいでいる」とも指摘しています。