セブン&アイ グループ再編さいへん計画けいかく発表はっぴょう 企業きぎょう価値かちたかめるねらい

Easy Japanese news
Oct 10, 2024 17:10 0
Furigana
일본 신문
流通りゅうつう大手おおての「セブン&アイ・ホールディングス」は、経営けいえい資源しげん主力しゅりょくのコンビニ事業じぎょう集中しゅうちゅうさせるため、スーパーや専門せんもんてんなど事業じぎょうたばねる中間ちゅうかん持ち株もちかぶ会社かいしゃ設立せつりつなどをはしらとするグループ再編さいへん計画けいかく発表はっぴょうしました。カナダのコンビニ大手おおてからあらに7ちょうえん規模きぼ買収ばいしゅう提案ていあんけたことがあきらかなるなか経営けいえい効率こうりつすすめて企業きぎょう価値かちたかめるねらいです。

セブン&アイ・ホールディングスは、スーパーや専門せんもんてんなど事業じぎょうたばねる中間ちゅうかん持ち株もちかぶ会社かいしゃ「ヨーク・ホールディングス」を、11にち設立せつりつすると発表はっぴょうしました。

祖業そぎょうの「イトーヨーカ堂いと-よ-かどう」や「ヨークベニマル」などのスーパーのほか

雑貨ざっかてんの「ロフト」や

▽ベビー用品ようひんてんの「赤ちゃん本舗あかちゃんほんぽ」など

コンビニ以外いがい事業じぎょう分離ぶんりして、中間ちゅうかん持ち株もちかぶ会社かいしゃ傘下さんか計画けいかくで、外部がいぶのパートナーとなる企業きぎょう選定せんていして、株式かぶしき一部いちぶ売却ばいきゃくすることを検討けんとうしているということです。

セブン&アイとしては、パートナーとなる企業きぎょう協力きょうりょくながら、赤字あかじつづスーパー事業じぎょう立て直たてなおすすめるとともに、経営けいえい資源しげん主力しゅりょくのコンビニ事業じぎょう集中しゅうちゅうさせ、経営けいえい効率こうりつすすめて企業きぎょう価値かちたかめるねらいです。

またグループ再編さいへんともなって、会社かいしゃ名前なまえを「セブン-イレブン・コーポレーション」に変更へんこうする方針ほうしんあきらかにしました。

一方いっぽう傘下さんかのセブン銀行ぎんこうについては、最適さいてき資本しほん関係かんけいあり方ありかた検討けんとうするとしています。

会社かいしゃが10にち発表はっぴょうした、ことし8つきまでの半年はんとしかんのグループ全体ぜんたい決算けっさんは、コンビニ事業じぎょう苦戦くせんなどから、本業ほんぎょうのもうけをしめ営業えいぎょう利益りえきが1869おくえんあまと、去年きょねんおな時期じきより22%減少げんしょうしました。

こうしたなか、セブン&アイに対にたいしてカナダのコンビニ大手おおて「アリマンタシォン・クシュタール」が、あらに7ちょうえん規模きぼ買収ばいしゅう提案ていあんおこなったことがあきらかになっていて、10にち夕方ゆうがたひらかれる決算けっさん発表はっぴょう会見かいけんで、どのような姿勢しせいしめかが焦点しょうてんとなっています。

グループ祖業そぎょう イトーヨーカ堂いと-よ-かどう

年間ねんかん売り上うりあが10ちょうえんえるセブン&アイ・ホールディングス。

グループ祖業そぎょうあるイトーヨーカ堂いと-よ-かどう株式かぶしき売却ばいきゃくは、セブン&アイにとっておおきな転換てんかんてんとなります。

イトーヨーカ堂いと-よ-かどう前身ぜんしんなる「ヨーカどう」が設立せつりつされたのは、高度こうど経済けいざい成長せいちょうはいった1958ねんでした。

叔父おじから洋品ようひんてん引き継ひきついだ伊藤いとう雅俊まさとし創業そうぎょうしました。

アメリカのスーパーマーケットビジネスモデル参考さんこう

▽1960年代ねんだいには、衣料いりょうひんくわえて食品しょくひん家庭かてい用品ようひん販売はんばいはじめ、チェーン展開てんかいすすめていきます。

おも駅前えきまえ中心ちゅうしんとした立地りっち店舗てんぽもうひろ

▽2015年度ねんどには、全国ぜんこくで180店舗てんぽ以上いじょうかまえる総合そうごうスーパーに成長せいちょうしました。

その一方いっぽうで、郊外こうがい出店しゅってん攻勢こうせいかける大型おおがたショッピングセンターや、ファストファッションとばれるてい価格かかく衣料いりょうひんてんなどされ業績ぎょうせき低迷ていめいしていて

▽2023年度ねんどまでの4年間ねんかん最終さいしゅう赤字あかじつづいています。

こうしたことから、セブン&アイは、グループ構造こうぞう改革かいかくすすめるため、

▽2023ねん3つきに、全体ぜんたいの4ぶん1にあたる33店舗てんぽを2026ねん2つきまでに削減さくげんすることをめました。

そのうえで、スーパー事業じぎょう分離ぶんりし、主力しゅりょくのコンビニ事業じぎょう経営けいえい資源しげん集中しゅうちゅうさせようと、

▽2024ねん4つき、2027年度ねんど以降いこうイトーヨーカ堂いと-よ-かどうなど傘下さんかのスーパー事業じぎょう株式かぶしき上場じょうじょう目指めざ方針ほうしんあきらかにしていました。

ただ食品しょくひん開発かいはつ部門ぶもんで、スーパーとコンビニが連携れんけいするメリットはおおきいとしていて、セブン&アイとしては、イトーヨーカ堂いと-よ-かどうなど、スーパー事業じぎょう株式かぶしき一定いってい程度ていど保有ほゆうしたうえで、パートナーとなる企業きぎょう協力きょうりょくながら事業じぎょう再建さいけんはかりたいかんがです。

構造こうぞう改革かいかくすすめるなかでの買収ばいしゅう提案ていあん

セブン&アイ・ホールディングスは、コンビニ事業じぎょうほか、スーパーや銀行ぎんこうレストランなど複数ふくすう事業じぎょう傘下さんかのが特徴とくちょうです。

幅広はばひろ販売はんばいもう独自どくじ商品しょうひん開発かいはつつよ事業じぎょう拡大かくだいさせてきましたが、近年きんねんは「物言ものゆ株主かぶぬし」とばれる投資とうしファンドなどから、収益しゅうえきせいたかコンビニ事業じぎょう注力ちゅうりょくするようもとめるこえたかまっていました。

このため、

▽2023ねん9つきに、大手おおてデパートの「そごう・西武せいぶ

▽2024ねん7つきには、通信つうしん販売はんばいの「ニッセンホールディングス」を、

それぞれ売却ばいきゃくするなど構造こうぞう改革かいかくすすめていました。

こうしたなか

▽2024ねん8つき中旬ちゅうじゅん、セブン&アイが、カナダのコンビニ大手おおて「アリマンタシォン・クシュタール」から、およそ390おくドル、日本にっぽんえんで5ちょう8000おくえんあま買収ばいしゅう提案ていあんけたことがあきらかになりました。

ただセブン&アイは、買収ばいしゅう金額きんがくについて「当社とうしゃ価値かちいちじるしく過小かしょう評価ひょうかしている」などとして、提案ていあん受け入うけいれられないとする内容ないよう書簡しょかんをクシュタールしゃおくっていました。

そうしたなか

▽10つき9にちに、クシュタールしゃ買収ばいしゅう金額きんがくを、これまでの提案ていあんから2わり程度ていどやし、7ちょうえん規模きぼ引き上ひきあげたことがあきらかになりました。

買収ばいしゅう成立せいりつへの期待きたいなど背景はいけいに、セブン&アイの株価かぶか上昇じょうしょうし、9にち終値おわりねは、1かぶ2335えんと、買収ばいしゅうあきらかなるまえの8つき中旬ちゅうじゅんくらべて、3わりあまたか水準すいじゅんとなっています。

このため、セブン&アイとしては、グループ再編さいへんによって、経営けいえい資源しげん主力しゅりょくのコンビニ事業じぎょう注力ちゅうりょくし、経営けいえい効率こうりつすすめて企業きぎょう価値かちたかめるねらいがあります。

専門せんもん買収ばいしゅう提案ていあんによって構造こうぞう改革かいかくいそ状況じょうきょうに”

流通りゅうつう業界ぎょうかいくわしい桃山ももやま学院がくいん大学だいがく経営けいえい学部がくぶしょうせいみのり教授きょうじゅは、セブン&アイの再編さいへん計画けいかくについて、「構造こうぞう改革かいかくいそがなければグループ全体ぜんたいよわくなってしまうという意識いしき背景はいけいにあった。買収ばいしゅう提案ていあんによって一気いっきやらなければいけない状況じょうきょう株主かぶぬしとの関係かんけいふくめて追い込おいこまれていた」と指摘してきしました。

そのうえで、「今後こんご、コンビニ事業じぎょう生き抜いきぬためには、おおきな投資とうし必要ひつようなる投資とうし十分じゅうぶんおこなためにも、主力しゅりょくのコンビニに注力ちゅうりょくし、次世代じせだいのコンビニをどうやってつくっていくのか、ビジョンを明確めいかくにすることが必要ひつようだ」とはなしていました。

5
4
3
2
1
일본 신문
N5 출처: Tổng hợp 336 Oct 18, 2025 03:10