太陽光など
再生可能エネルギーの
普及を
促す
制度の
負担金が
増えることなどから、
大手電力10社は、ことし
5月から
電気料金を
大幅に
値上げすることになりました。これは
電力各社が
30日に
発表したもので、
電気の
使用量が
平均的な
家庭の
値上げ
幅は、
前の
月に
比べて、
北海道電力が
166円、
東北電力が
179円、
東京電力が
192円、
中部電力が
179円、
北陸電力が
153円、
関西電力が
190円、
中国電力が
182円、
四国電力が
169円、
九州電力が
160円、
沖縄電力が
213円となっています。
このうち、東京電力では平均的な使用量の家庭で、1か月当たりの電気料金がおよそ6400円から5月には6600円に上がることになります。
これは太陽光などの再生可能エネルギーによる電力を買い取る制度に基づいて、電力会社が買い取り費用を電気料金に上乗せしている負担金が増えるためで、火力発電所の燃料になるLNG=液化天然ガスの価格が上がっていることも影響しています。
大手電力10社が値上げするのは4か月連続で、平均的な家庭の電気料金の値上げ幅がそろって100円を超えるのは3年ぶりとなります。
一方、大手都市ガス4社もLNG価格の上昇を受けて、そろって5月の料金を値上げします。
平均的な家庭の値上げ幅は、東京ガスが62円、大阪ガスが56円、名古屋市の東邦ガスが57円、福岡市の西部ガスが44円となっています。
大手都市ガス4社の値上げは7か月連続となり、家計の光熱費の負担がさらに増えることになりそうです。