宮崎県庁で、
マダニが
媒介する
感染症への
注意を
促すため
4日に
開かれた
会見で、
標本として
持ち込まれたマダニ
1匹が
逃げ出していたことがわかりました。マダニは
見つからず、
県庁では
殺虫剤をまいて
対応しましたが、
河野知事は「
徹底した
安全管理が
必要だった」としています。
宮崎県庁では
4日、マダニが
媒介する
感染症SFTS=重症熱性血小板減少症候群に
注意を
促すため、
感染症対策室が
会見を
開きましたが、その
際、
職員が
標本として
持ち込んだ
生きたマダニ
1匹を
机の
上に
出したところ
見失ったということです。
逃げたマダニは体長がおよそ3ミリで、職員が10分ほど探したものの見つからず、会見場には殺虫剤が散布されました。
SFTSは有効な治療法がなく致死率は20%に上る危険な感染症ですが、逃げたマダニがウイルスを持っていたかはわかっていないということです。
宮崎県の河野知事は5日の会見で、「徹底した安全管理が必要だったと反省している。今後、このようなことがないようにしたい」と陳謝しました。
県の感染症対策室では、今後、会見の場に生き物をなるべく持ち込まないようにするほか、持ち込む場合は透明な容器から取り出さず管理を厳重にするとしています。