巨額の
債務を
抱えてデフォルト=
債務不履行に
陥っていた
中国の
不動産大手「
恒大グループ」は、17
日、アメリカの
裁判所に
連邦破産法の
適用を
申請しました。
中国では
不動産市場の
低迷が
長期化していて、
関連する
企業の
経営不安が
中国経済全体に
広がることが
懸念されます。
中国の不動産大手「恒大グループ」は、大規模な資金調達で不動産開発を進めてきましたが、中国政府による規制強化などの影響で経営危機となり、デフォルトに陥りました。
先月発表した決算では、去年が日本円でおよそ2兆円の最終赤字、おととしが9兆円余りの最終赤字と、2年連続で巨額の赤字に陥っています。
こうした中、「恒大グループ」は17日、アメリカの裁判所に連邦破産法15条の適用を申請しました。
適用されれば、アメリカ国内の資産が保全されることになります。
中国では、不動産市場の低迷が長期化する中、不動産会社や関連する企業の経営に対する不安が強まっていて、中国経済全体への影響も懸念されます。