安倍元総理大臣が
奈良市で
演説中に
銃で
撃たれて
死亡した
事件で、
警察は13
日朝、
現場周辺で
大規模な
検証を
行いました。
警察によりますと、容疑者が銃を撃った地点からおよそ90メートル先の立体駐車場の壁に、銃弾が当たったような痕跡が確認されたということです。
今月8日、奈良市で演説をしていた安倍元総理大臣が銃で撃たれて死亡した事件で、警察は奈良市の無職、山上徹也容疑者(41)を逮捕して殺人の疑いで捜査しています。
この事件で、警察は13日午前5時前からおよそ2時間、現場周辺の道路を封鎖し、鑑識の捜査員らおよそ50人を出して大規模な現場検証を行いました。
警察によりますと、まだ見つかっていない銃弾の発見などが目的で、検証の結果、容疑者が銃を撃った地点からおよそ90メートル先の立体駐車場の壁面の高さ4メートルから8メートルの位置に、合わせて3か所銃弾が当たったような痕跡が確認されたということです。
検証中には捜査員らが、地面から何かを回収する様子も確認できました。
早朝の時間帯に現場検証を行った理由について警察は、交通への影響や献花に訪れる人への影響を考慮したと説明しています。