北朝鮮国営の
朝鮮中央通信によりますと、ウクライナ
東部のドネツク
州とルハンシク
州に
ある親ロシア
派の
武装勢力が
事実上、
支配している
一部の
地域について、チェ・ソニ
外相が13
日、
武装勢力側に
書簡を
送り、
独立国家として
承認することを
決定したと
通知しました。
チェ外相はこの中で「自主、平和、親善の理念に従って、国家関係を発展させていく意思を表明した」としていて、関係強化を図る意向を示しています。
これに対してウクライナ外務省は声明を発表し「北朝鮮がいわゆる『独立』を承認する決定を下したことを強く非難する。ウクライナの憲法や国連憲章、国際法の基本的な規範と原則の重大な侵害だ」としています。
そして「このような非友好的な行為に対し、ウクライナは北朝鮮との国交断絶を宣言する」とし、自国の主権や領土の保全への侵害に対しては厳しく対応し続けると強調しました。
ウクライナのこの地域はことし2月にロシアが、先月にはシリアが独立国家として一方的に承認しています。
ウクライナ 農産物輸出へ前進か トルコで4者協議
ロシアとウクライナは13
日、ロシア
軍による
封鎖で、
黒海に
面する南部の
港からウクライナ
産の
小麦などの
農産物の
輸出が
滞っている
問題をめぐって、
仲介役のトルコと
国連を
交えた4
者による
軍などの
実務者レベルの
協議をトルコのイスタンブールで
行いました。
協議のあとトルコのアカル国防相は声明を発表し、黒海の海上輸送の調整にあたる機関をイスタンブールに設置することや、航行の安全を確保する方針などで一致したことを明らかにしました。
そのうえで、「来週、合意文書に署名するためトルコで再び協議する」としています。
またロシア国防省は「迅速で実効的な解決に向けたパッケージを提案した」とする声明を発表していて、農産物の輸出に向け、ロシアとウクライナとの間で前進があったとみられます。
世界では小麦などの価格が高騰し、食料危機への懸念が高まっているだけに供給が増えることにつながるかが焦点です。
国連事務総長「重要な一歩が踏み出された」
トルコで
行われた4
者による
協議の
結果を
受けて、
国連のグテーレス
事務総長は13
日、ニューヨークの
国連本部で
急きょ記者会見を
開き「ウクライナの
穀物などを
黒海を通じて安全に
輸出するため、きょう、
重要な
一歩が
踏み出された。
世界中の
飢餓に
苦しむ人を
減らす希望の
光だ」と
述べ、
成果を
強調しました。
グテーレス事務総長は、技術的な作業が残っているとしながらも、来週にも最終的な合意ができることに期待を示し、ロシアとウクライナの両政府と仲介にあたったトルコ政府に感謝すると述べました。
そのうえで「きょうの合意は、当事者どうしが建設的に対話できることを示す非常によいニュースだ。しかし、平和のためには長い道のりがある」と述べ、国連として、対話を通じた事態の打開に向け仲介の役割などに引き続き取り組む考えを示しました。
ゼレンスキー大統領「食料危機の深刻さ 緩和できる」
ウクライナのゼレンスキー
大統領は、13
日に
公開した
ビデオメッセージで「
国連とトルコの
それぞれの
努力に
感謝している」と
述べました。
そのうえで「協議の成功はわが国だけではなく、誇張なしに、全世界が必要としている。黒海の航行に対するロシアの脅威を取り除くことができれば、世界の食料危機の深刻さを緩和することができる」として世界の市場への食料供給を回復するために、努力を続けていると強調しました。
ゼレンスキー大統領は協議で一定の進展があったと報告を受けたとしていて、詳細については近く、合意するという見通しを示しました。
米国務長官 ロシアが最大160万人を連れ去ったと非難
アメリカのブリンケン
国務長官はウクライナに
軍事侵攻を
続けるロシアが、
支配下に
置いた
地域から
子どもたちを
含む最大160
万人の
市民をロシアに
連れ去ったとして
非難しました。
ブリンケン国務長官が13日に発表した声明によりますと、ロシアに連れ去った人数は、90万人から最大160万人で、このうち子どもたちはおよそ26万人と推計されるとしています。
また、連れ去った人たちの生体情報や個人情報を収集してロシアに滞在することに同意する書類に強制的に署名させ、ウクライナに自由に帰国できないようにしているとしています。
さらに市民のパスポートを押収してロシアのパスポートを発給することで、ウクライナの人口構成を変えようとしているとしています。
ブリンケン長官は「市民の違法な移送や連れ去りは、ジュネーブ条約に著しく違反しており、戦争犯罪だ」と非難していて、国際社会とともに、ロシア政府の責任を追及していく姿勢を強調しています。
ウクライナ軍 南部へルソン州でロシア軍の弾薬庫攻撃
ウクライナでロシア
軍は
東部ドネツク
州の
完全掌握を
目指して
攻撃を
続けている
ほか、13
日には
南部ミコライウ
州の
各地をミサイルで
攻撃し、
指揮所や
弾薬庫などを
破壊したと
発表しました。
これに対しウクライナ軍は、ロシアが掌握したと主張する南部ヘルソン州でロシア軍の弾薬庫をロケットで攻撃し、兵器や軍用車両を破壊したとしています。
人工衛星から12日に撮影された画像を前日と比べると弾薬庫とみられる建物がなくなっているほか、地面に穴ができ周辺が黒く焦げているのが確認できます。
ヘルソンから避難の住民「ウクライナ軍の反撃始まった」
ウクライナ
軍がロシア
軍が
掌握したと
主張する
南部ヘルソン
州などを
奪還する
方針を
示す中、ヘルソンから
避難した
住民がNHKの
インタビューに
応じ、ウクライナ
軍がロシア
軍が
駐留するヘルソンの
空港など
に対する砲撃を
強めている
様子を
語りました。
ヘルソン州からウクライナ西部に避難しているNGO職員のオルガ・ジュコバさん(47)は、13日、NHKのインタビューに応じ、今もヘルソン市内に残る母親と姉と連絡を取っているとしたうえで「以前に比べて、市の中心部での爆発音が増えているほか、ロシア軍が駐留するヘルソンの空港に対する砲撃が増えているということだ。母親が住む市内の家の近くにもロシア軍の拠点があり、数日前にウクライナ軍の攻撃による大きな爆発音が聞こえたと話していた」ということです。
こうした状況からジュコバさんは「市民はウクライナ軍の反撃が始まったと受け止めている」として、奪還に向けてウクライナ軍が動き出したと見ていると話しました。
一方で、ロシア軍の動きについては「ロシアの占領者は、検問所の数を増やし通過する市民の書類をしつこく確認している」として、市民に対する警戒や監視を強めているということです。
こうした中、ウクライナ政府は、ロシア軍から領土を奪還する方針を示し、南部ヘルソン州と、南東部ザポリージャ州の住民に対し、できるだけ早く避難するよう呼びかけています。
これについて、ジュコバさんは「避難の呼びかけはとても適切なことだが、残念ながら、ロシアの占領者は市民が脱出するのをあらゆる手段で阻んでいる」として、多くの市民が取り残されている現状に懸念を示しました。
ウクライナ政府 農産物輸出ルート稼働と発表
ウクライナ
南部オデーサの
港が
面する黒海がロシア
軍に
封鎖され、
農産物の
輸出が
滞っている
状況が
続いています。
こうした中、ウクライナ政府は12日、隣国ルーマニアとの間に流れるドナウ川沿いにある港から黒海を抜けて輸出するルートが稼働し始めたと発表しました。
発表によりますと、この4日間でウクライナの農産物を輸出するため16隻の貨物船がドナウ川沿いの港に向かうことが可能になったということです。このルートの活用によって農産物の輸出は月に50万トン増やせるとの見通しも明らかにしました。
イギリスの公共放送BBCによりますと、川沿いの港に到着した貨物船は農産物を積んだあと、ドナウ川の河口を通って黒海に出て、ルーマニアとブルガリアに向かうということです。
これまでロシア軍がドナウ川河口近くの黒海にあるズミイヌイ島を占拠していましたが、この島をウクライナ軍が奪還したことで今回稼働を始めたルートでの航行が可能になりました。
九州南部で非常に激しい雨長崎と佐賀線状降水帯の可能性
暖かく湿った空気の影響で西日本の太平洋側を中心に発達した雨雲がかかり、九州南部では非常に激しい雨が降っています。長崎県と佐賀県では、18日昼過ぎから夜はじめごろにかけて線状降水帯が発生して災害の危険度が急激に高まる可能性があり、土砂災害や低い土地の浸水などに警戒が必要です。
N2
Source: NHK
2737
Jul 18, 2025 08:07
北~西日本各地で猛暑日の見込み 北海道は激しい雨の恐れ
20日は北日本から西日本にかけて高気圧に覆われて晴れ、各地で日中の最高気温が35度以上の猛暑日となる見込みで、熱中症への対策を徹底してください。一方、北海道では前線の影響で大気の状態が不安定となって20日昼前にかけて激しい雨が降るおそれがあり、川の増水や氾濫に警戒が必要です。
N2
Source: NHK
104
Jul 20, 2025 06:07
“ルフィ”広域強盗事件の裁判 グループ幹部に懲役23年を求刑
「ルフィ」などと名乗る指示役による広域強盗事件で、実行役を紹介したとして、強盗傷害ほう助の罪などに問われているグループの幹部に対し、検察は「過去に例のない悪質な犯罪で社会に大きな不安を与えた」として、懲役23年を求刑しました。一方、弁護側は懲役11年が妥当だと主張しました。
N1
Source: NHK
1
Jul 15, 2025 17:07
【速報中日産社長 「湘南{工場;こうじょう」でも{車両;しゃりょう}の生産終了と発表
経営の立て直しを迫られている日産自動車は生産体制を見直してコストを削減するため、神奈川県横須賀市にある主力工場「追浜工場」での車両の生産を2027年度末に終了し、福岡県にある子会社の工場に移管・統合すると発表しました。日産自動車のイヴァン・エスピノーサ社長は15日午後5時から本社で会見を開き、神奈川県平塚市にある子会社の日産車体の「湘南工場」でも車両の生産を終了すると発表しました。
N2
Source: NHK
1
Jul 15, 2025 17:07
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