専門家会合は
午後5
時半すぎから
始まり、
感染力の
強い変異ウイルスの
拡大で
重症者が
急増している
関西の
医療の
ひっ迫状況や「
まん延防止等重点措置」が
適用された
東京を
始めとした
首都圏などでの
感染状況や
人出が
減少しているかなど
分析が
行われています。
会合で示された資料によりますと、新規感染者数は19日までの1週間では、前の週と比べて全国で1.31倍と増加傾向が続いています。
「重点措置」が適用されている地域では、
▽大阪府が1.31倍、
▽兵庫県が1.60倍、
▽京都府が1.33倍と
感染状況が最も深刻な関西で引き続き増加が続いています。
また
▽東京都で1.26倍、
▽神奈川県で1.43倍、
▽千葉県で1.38倍、
▽埼玉県で1.22倍と首都圏でも増加が続き、
▽愛知県も1.30倍と増加している一方、
▽沖縄県では0.99倍、
▽宮城県では0.63倍と横ばいか減少傾向になっています。
このほか、重点措置が出されている地域の周辺などでは、
▽岐阜県で1.89倍、
▽滋賀県で2.11倍、
▽福岡県で2.32倍と各地で増加しています。
また、人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数は、
▽大阪府では87.93人、
▽兵庫県で57.46人、
▽沖縄県で54.37人、
▽奈良県で43.68人、
▽徳島県で31.04人、
▽東京都で30.20人、
▽京都府で27.53人、
▽和歌山県で26.81人と、
「ステージ4」の目安となる25人を超えていて
▽全国でも22.67人となっています。
会合では、関西で急拡大し首都圏でも拡大傾向が見られる感染力の高い変異ウイルスの広がりなどについても分析が行われています。
田村厚生労働相「全国的に感染拡大」
田村厚生労働大臣は、専門家会合の冒頭「地域によって差はあるが、全国的に感染拡大という形になってきている。大阪は『まん延防止等重点措置』により人流は下がっているが、感染者は目に見えて減っているという状況が確認できない。大型連休も近づいており、人の流れをしっかり止めていくことは当然だが、連休期間の医療提供体制を確保し、保健所やPCR検査の体制をしっかり整備しないといけない。看護師など人の差配をどうしていくかも非常に重要で大阪で、まだまだ厳しい状況が続くことも予想しながら対応していかなければならない」と述べました。