Báo tiếng Nhật: “職業ドライバー”約1割が緑内障などと診断国交省が眼科健診

“職業しょくぎょうドライバー”約やく1割わりが緑内障りょくないしょうなどと診断しんだん国交こっこう省しょうが眼科がんか健けん診み

Jun 1, 2024 23:06 4

Furigana

国土こくど交通こうつう省しょうがバスやトラックなどの運転うんてん手しゅ2300人にんあまりに眼科がんかの検診けんしんを行おこなったところ、視野しやに影響えいきょうが出でる緑内障りょくないしょうやその疑うたがいなどと診断しんだんされた人ひとが全体ぜんたいのおよそ1割わりいたことが分わかりました。

運転うんてんできないほど進行しんこうした人ひとはいませんでしたが、分析ぶんせきした医師いしは「視野しやの異常いじょうは見過みすごされがちなため、定期ていき的てきな検診けんしんが重要じゅうようだ」と話はなしています。

緑内障りょくないしょうなど視野しやに異常いじょうが出でる病気びょうきは、徐々じょじょに進行しんこうするため症状しょうじょうを自覚じかくしにくく、悪化あっかに気付きづかずに運転うんてんを続つづけて事故じこにつながるケースがあると指摘してきされています。

国土こくど交通こうつう省しょうは視野しやの異常いじょうが起おきているバスやタクシー、トラックなどのドライバーの割合わりあいを把握はあくするため、2021年度ねんどから3年間ねんかんにわたり、全国ぜんこくの運送うんそう業者ぎょうしゃに呼よびかけてドライバーに視野しやの病気びょうきの有無うむを調しらべる眼科がんかの検診けんしんを受うけてもらい、その結果けっかを分析ぶんせきしました。

1日にち、新潟にいがた県内けんないで開ひらかれた学会がっかいでその結果けっかが発表はっぴょうされ、3年間ねんかんで2376人にんが眼底がんてい検査けんさなどの検診けんしんを受うけた結果けっか、全体ぜんたいの11.2％にあたる267人にんが視野しやに異常いじょうが起おきる原因げんいんとなる緑内障りょくないしょうやその疑うたがい、または、網膜もうまくの病気びょうきと診断しんだんされたということです。

運転うんてんできないほど症状しょうじょうが進行しんこうした人ひとはいなかったということですが、検診けんしんで異常いじょうを指摘してきされた後のち、さらに詳くわしい検査けんさを受うけた人ひとは、2022年度ねんどまででは4割わり以下いか、2023年度ねんどでは2割わりにとどまったということです。

分析ぶんせきした岩瀬いわせ愛子あいこ医師いしは、いわゆる視力しりょく検査けんさでは視野しやの異常いじょうはわからないことが多おおいとした上うえで「職業しょくぎょうドライバーに対にたいして視野しやの検査けんさは義務ぎむづけられておらず、異常いじょうが見過みすごされがちなことがわかった。緑内障りょくないしょうなどは初期しょきの段階だんかいで治療ちりょうを始はじめれば、悪化あっかを遅おくらせることができるので、運送うんそう事業じぎょう者しゃは、職員しょくいんの安全あんぜん運転うんてんのため、定期ていき的てきに眼科がんか検診けんしんを行おこなう仕組しくみを作つくってほしい」と話はなしています。