日本新聞: サウジアラビア、電気自動車（EV）への移行を始める

今いま、世界せかいでは電気自動車でんきじどうしゃ（EV）がよく使つかわれていますが、サウジアラビアではまだあまり普及ふきゅうしていません。2023年にせんにじゅうさんねん、世界せかいで売うられた車くるまの約やく18％がEVでしたが、サウジアラビアでは1％しかありませんでした。

サウジアラビアでEVが少すくない理由りゆうはいくつかあります。まず、充電じゅうでんできる場所ばしょが少すくないです。2023年にせんにじゅうさんねんの終おわりには、サウジには約やく285カ所かしょの充電じゅうでんポイントがありましたが、多おおくは遅おそい充電器じゅうでんきでした。しかし、2024年にせんにじゅうよねん1月がつにリヤドで初はじめての急速きゅうそく充電じゅうでんステーションができました。これから2030年にせんさんじゅうねんまでに、サウジ国内こくないに1000カ所かしょ、合計ごうけい5000台だいの急速きゅうそく充電器じゅうでんきを作つくる計画けいかくです。

また、EVはガソリン車しゃより高たかいです。2024年にせんにじゅうよねんには、EVの多おおくが約やく970万円まんえん以上いじょうでしたが、ガソリン車しゃはもっと安やすいです。さらに、サウジではガソリンがとても安やすいので、ガソリン車しゃを使つかう人ひとが多おおいです。

サウジの夏なつはとても暑あつく、EVのバッテリーの性能せいのうが下さがることも問題もんだいです。バッテリーを冷ひやすために、もっと多おおくのエネルギーが必要ひつようになります。

サウジアラビア政府せいふは、石油せきゆに頼たよりすぎないようにしたいと考かんがえています。2030年にせんさんじゅうねんまでに、リヤドの車くるまの30％をEVにしたいです。最近さいきん、リヤドやジッダなどで新あたらしい充電器じゅうでんきが設置せっちされました。今後こんごは、メッカやメディナなどにも増ふやす予定よていです。

多おおくの人ひとがEVに興味きょうみを持もっていますが、充電じゅうでんできる場所ばしょがもっと必要ひつようです。今いま、一番いちばん大切たいせつなのは、公共こうきょうの充電じゅうでんステーションを増ふやすことです。

サウジアラビア、電気自動車でんきじどうしゃ（EV）への移行いこうを始はじめる

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