日本新闻: 専門家 “人との接触８割減でダメージ最小限に” 新型コロナ

専門せんもん家か “人ひととの接触せっしょく８はち割わり減げんでダメージ最小さいしょう限げんに” 新型しんがたコロナ

Apr 8, 2020 14:04

Furigana

「緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげん」に当にあたって人ひととの接触せっしょくを８はち割わり減へらす取り組とりくみについて、根拠こんきょとなるシミュレーションを行おこなった厚生こうせい労働ろうどう省しょうのクラスター対策たいさく班はんのメンバーで北海道ほっかいどう大学だいがくの西浦にしうら博ひろし教授きょうじゅは、「接触せっしょくを８はち割わり減へらすことで、対策たいさくが長引ながびくことを避さけ、社会しゃかいや経済けいざいへのダメージを最小さいしょう限げんに抑おさえることができると考かんがえてほしい」と呼よびかけています。西浦にしうら教授きょうじゅは「減へらす必要ひつようがある接触せっしょくとは屋内おくないでの会話かいわなどで、屋外おくがいでの散歩さんぽやジョギングなどの活動かつどうはリスクが低ひくいため含ふくんでいない。８はち割わりを減へらすというのは、これまで10人にんに会あっていたとしたら、８はち人にんとは会あわないようにするということだ。特とくに屋内おくないでのちょっとした会話かいわも含ふくめて接触せっしょくと考かんがえてほしい。ただ、社会しゃかい機能きのうを維持いじするためには医療いりょうや物流ぶつりゅう、ライフラインなどに携たずさわる人ひとの接触せっしょくは減へらすことができない。すでに感染かんせんリスクが高たかいことが分わかっている夜よるの接待せったい飲食いんしょくの店みせや飲のみ会かいで使つかう居酒屋いざかや、ライブハウスやスポーツジムなどでの接触せっしょくは、100％に近ちかい形かたちで減へらしてもらいたい」と話はなしました。

そして、「働はたらき方かたについても、すぐに８はち割わりを減へらすことができなくても、リモートワークを徹底てってい的てきに進すすめるなどして今週こんしゅう中ちゅうには４よん割わり、来週らいしゅうは６ろく割わりといったように段階だんかい的てきに減へらしてほしい。リモートワークが難むずかしい中小ちゅうしょう企業きぎょうなどでも、分散ぶんさん出勤しゅっきんなどの工夫くふうをしてもらいたい。一いち人にん一いち人にんの取り組とりくみでは限界げんかいがあり、会社かいしゃを運営うんえいする立場たちばの人ひとたちに行動こうどうをしてもらい、抜本ばっぽん的てきに変かえる必要ひつようがある」と話はなしました。

西浦にしうら教授きょうじゅによりますと、接触せっしょくを８はち割わり減へらすことができれば、２に週間しゅうかんほどで１いち日にちの感染かんせん者しゃ数すうの数かずが落ち着おちつきはじめ、さらに２に週間しゅうかんたった１いちか月かげつ後ごには目めに見みえる効果こうかが出でてくることが期待きたいできるということです。

一方いっぽうで、接触せっしょくの減へりかたが不十分ふじゅうぶんで、７なな割わりや６ろく割わり程度ていどにとどまると効果こうかが出でるまでに２にか月かげつや３さんか月かげつとかなり長ながい期間きかんがかかってしまうということで、西浦にしうら教授きょうじゅは「痛いたみを伴ともなっても、接触せっしょくを８はち割わり減へらすことで、対策たいさくが長引ながびくことを避さけ、社会しゃかいや経済けいざいへのダメージを最小さいしょう限げんに抑おさえることができると考かんがえてほしい」と呼よびかけました。

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