東京海洋大学などのグループは、海に潜るアメリカの船を使って、日本の周りにある深い海を調べています。
13日、名古屋大学の道林克禎教授とパイロットが乗った船が小笠原海溝のいちばん深い海の底に着きました。深さは9801mです。
グループによると、今までは1962年に千島・カムチャツカ海溝でフランスの船に乗って深さ9545mまで行った人が、日本人の記録でした。それより250m以上深い記録になりました。
グループは、これから岩や石の映像などを調べます。道林教授は「海の底を見ることができたので、日本の島がどうやってできたかわかるようになると思います」と話していました。