高齢ドライバーによる
交通事故が
相次ぐ
中、まもなく75
歳になる
俳優の
杉良太郎さんが
7日、
運転免許証を
返納し、「
年齢による
衰えを
感じる人は、
事故を
起こす前に
運転をやめることを
考えてほしい」と
呼びかけました。
杉良太郎さんは
7日午後、
東京品川区に
ある警視庁の「
鮫洲運転免許試験場」で、
運転免許証の
自主返納の
手続きを
行い、
運転経歴証明書を
受け取りました。
杉さんは、年齢による反応の遅れなどを感じ始めたことから、ことし8月の75歳の誕生日をめどに運転免許証を返納しようと考えていました。
こうした中、4月に東京池袋で高齢ドライバーが運転する車が暴走し、3歳の女の子とその母親が亡くなるなど、高齢ドライバーが起こした痛ましい交通事故が相次いでいるのを見て、予定を2か月前倒しし、7日に手続きを行ったということです。
警察庁によりますと、去年1年間に免許証を自主返納した75歳以上の人は全国で29万2089人と、この制度が始まった平成10年以降で最も多くなっています。
杉さんは「70歳で免許を更新した時から次は返納しようと考えてきました。年齢的なものは人によって差がありますが、若い時と比べて衰えを感じている人は取り返しのつかない事故を起こす前に、運転をやめることを考えてほしい」と呼びかけました。