千葉県佐倉市では、高崎川の水が高岡地区の堤防からあふれるなどして広い範囲が水につかり、車などが取り残された状態になっています。
川の近くにある住宅のリフォーム会社では建物に水が入り込み、モップや雑巾を使って掃除や片づけなどの作業に追われていました。
この会社の小泉直樹社長は「きのうは朝からすごい雨と風でしたが、ここまでの被害は想像していませんでした。自然には勝てないのでどうしようもありませんが、まいりました」と話していました。
佐倉市によりますと、住宅からはほぼ水がひいたとみられるということですが、浸水の被害は200棟ほどに上るのではないかとしています。
地元の消防団がポンプを使ってあふれ出た水を川に戻す作業を続けていますが、川の水位が高いままで思うように作業が進まず、新たに2台のポンプ車を国に要請したということです。