石川県輪島市では、昔から「輪島塗」と呼ばれる漆器を作っています。輪島市にある石川県輪島漆芸美術館には、輪島塗の大きな地球儀があります。美術館は能登半島地震で建物が一部壊れましたが、地球儀には傷などがつきませんでした。
この地球儀は、輪島塗の技術を守る会の37人が、5年かけて作りました。直径は1mぐらいあります。漆を塗った上に金で光をかいています。宇宙から見た地球の夜のようです。

この会の会長は「この地球儀は、輪島塗の技術が集まっています。壊れていないと聞いたときは本当にうれしかったです。復興のシンボルになってほしいです」と話しました。