日本新聞: 流氷に囲まれたシャチ姿確認できず北海道羅臼町の沖合

流氷りゅうひょうに囲かこまれたシャチ姿すがた確認かくにんできず北海道ほっかいどう羅臼らうす町まちの沖合おきあい

Feb 7, 2024 13:02

Furigana

6日にち、北海道ほっかいどう羅臼らうす町まちの沖合おきあいで流氷りゅうひょうに囲かこまれ動うごけなくなっていたシャチについて、7日にち朝あさ、町まちの職員しょくいんが陸りくから捜索そうさくしたところ、姿すがたが確認かくにんできなくなっています。

6日にちと比くらべ、流氷りゅうひょうの密度みつどは低ひくくなっているように見みえるということで、羅臼らうす町まちは「うまく逃にげていてくれれば」と話はなしています。

6日にち朝あさ、羅臼らうす町まちの沖合おきあいおよそ1キロの場所ばしょで、シャチが流氷りゅうひょうに囲かこまれて動うごけなくなっているのを地元じもとの漁業ぎょぎょう者しゃが見みつけました。

民間みんかんの業者ぎょうしゃが6日にち午前ごぜん10時じごろにドローンで撮影さつえいした映像えいぞうでは流氷りゅうひょうに覆おおわれた海うみでおよそ10頭とうのシャチが確認かくにんされ、業者ぎょうしゃによりますと、さらにおよそ6時間じかん後ごには北東ほくとうに2キロほど離はなれた沖合おきあいで流氷りゅうひょうに囲かこまれた17頭とうほどのシャチを確認かくにんしたということです。

こうした中なか、羅臼らうす町まちが7日にち午前ごぜん8時半じはんごろからおよそ1時間じかん半はんにわたって知床しれとこ半島はんとう沿ぞいを陸りくから捜索そうさくしたところ、シャチの姿すがたは確認かくにんできなかったということです。

町まちの職員しょくいんの目視もくしでは、6日にちと比くらべ、流氷りゅうひょうの密度みつどは低ひくくなっているように見みえたということで、町まちでは「うまく逃にげていてくれれば」と話はなしていますが、詳くわしい状況じょうきょうは分わかっていません。

釧路くしろ地方ちほう気象台きしょうだいによりますと、知床しれとこ半島はんとうの周辺しゅうへんでは風かぜが弱よわい状態じょうたいのため、流氷りゅうひょうは海流かいりゅうに流ながされて徐々じょじょに南下なんかしていて、広ひろい範囲はんいが流氷りゅうひょうに覆おおわれている状態じょうたいは変かわっていないということです。