6日午前11時半ごろ、秋田市御所野にある運送会社の倉庫で、作業をしていた男性が体長1メートルほどのクマを見つけ、警察に通報しました。
倉庫の出入り口は、運搬用の資材を積み上げてふさいだということです。
一夜明けた7日、秋田市は、警察や猟友会とともに倉庫の中に箱わなとカメラを設置し監視を続けています。
クマは丸一日以上たった7日正午の時点でも出ていません。
これまでにけが人はいないということです。
現場は、JR秋田駅から南東に7.5キロほど離れた物流センターや倉庫などが並ぶ地域で、近くには住宅地が広がっています。
秋田県内では去年、クマに襲われるなどして過去最悪となる70人がけがをしました。
この時期、クマは冬眠に入る時期ですが、県内のクマの目撃件数は、去年は1月と2月合わせて1件だったのに対して、ことしは6日までに16件に上っているということです。