日本新闻: 「気候変動にアクションを」国立科学博物館で“恐竜”が訴え

「気候きこう変動へんどうにアクションを」国立こくりつ科学かがく博物館はくぶつかんで“恐竜きょうりゅう”が訴うったえ

Apr 10, 2024 00:04

Furigana

国連こくれんの機関きかんで気候きこう変動へんどう対策たいさくを呼よびかけている恐竜きょうりゅうのキャラクターが9日にち、東京とうきょう上野うえのの国立こくりつ科学かがく博物館はくぶつかんを訪おとずれ、現代げんだいも恐竜きょうりゅうの時代じだいのように生物せいぶつが大量たいりょう絶滅ぜつめつする危機ききにあるとして、「今いまこそアクションを起おこすべきだ」と対策たいさくを呼よびかけました。

全長ぜんちょう4メートルの恐竜きょうりゅうのキャラクター「フランキー」は、UNDP＝国連こくれん開発かいはつ計画けいかくで温室おんしつ効果こうかガスの削減さくげんなど気候きこう変動へんどう対策たいさくを呼よびかけていて、今回こんかい初はじめて日本にっぽんを訪おとずれました。

9日にちは国立こくりつ科学かがく博物館はくぶつかんを訪おとずれ、恐竜きょうりゅう学者がくしゃの真鍋まなべ真しん副ふく館長かんちょうから説明せつめいを受うけました。

恐竜きょうりゅうはおよそ6600万まん年ねん前まえに絶滅ぜつめつしたという説明せつめいを聞きいた「フランキー」は、通訳つうやくを介かいして「家族かぞくや仲間なかまとこうした形かたちで再会さいかいするのは複雑ふくざつな気持きもちで、人間にんげんには同おなじ思おもいはしてほしくない」と話はなしました。

真鍋まなべ副ふく館長かんちょうは、この400年ねん余あまりの間まに数すう多おおくの生物せいぶつが絶滅ぜつめつし、今後こんごも気候きこう変動へんどうなどの影響えいきょうでさらに増ふえることが予想よそうされるとした上うえで、「現代げんだいは恐竜きょうりゅうが絶滅ぜつめつした時代じだいよりもっと深刻しんこくな大量たいりょう絶滅ぜつめつが起おこっていると考かんがえられる」と述のべました。