鹿児島県十島村の
悪石島で
地震が
続く中、
現地に
入って
診療にあたった
医師は、
揺れに対する恐怖に
加え、
経済的な
不安も
ストレスとなり、
腹痛や
吐き気などの
身体症状が
出始めているとして、
心のケアや
経済的な
支援の
必要性を
指摘しました。
在鹿儿岛县十岛村的恶石岛持续发生地震之际,前往当地进行诊疗的医生指出,除了对地震摇晃的恐惧之外,经济上的不安也成为压力来源,岛民们开始出现腹痛、恶心等身体症状,因此强调了心理关怀和经济支援的必要性。
活発な地震活動が続く十島村の悪石島では、住民の島外への避難が行われる一方で、仕事などの事情でいまも20人の住民が島に残って生活しています。
在地震活动持续活跃的十岛村恶石岛,一方面居民正在撤离到岛外,另一方面由于工作等原因,目前仍有20名居民留在岛上生活。
奄美大島にある県立大島病院の山田直樹医師は、今年4月から月2回、悪石島や小宝島などで巡回診療を行っていて、8日までの3日間、悪石島を訪れ、住民の診療や健康相談にあたりました。
奄美大岛县立大岛医院的山田直树医生自今年4月起,每月两次在恶石岛和小宝岛等地进行巡回诊疗。在截至8日的三天时间里,他访问了恶石岛,为居民提供诊疗和健康咨询。
山田医師によりますと、診療した住民の大半が揺れに対する恐怖に加え、民宿や漁など本来の仕事ができないため、先行きが見えない経済的な不安を訴えていて、中には睡眠不足や食欲の低下、それにストレスから来る腹痛や吐き気などを訴える住民もいたということです。
据山田医生介绍,接受诊疗的大多数居民除了对地震的恐惧外,还因无法从事民宿经营和渔业等原本的工作,对未来感到经济上的不安。其中有些居民还出现了睡眠不足、食欲减退,以及因压力导致的腹痛和恶心等症状。
山田医師は「精神的な不安が身体症状にも出始めている。
山田医生表示:“精神上的不安已经开始表现为身体症状。”
今は
興奮状態になっている
人もいるが、
今後も
地震が
続けば
やる気がなくなったり
食欲が
落ちたりする
などの『
抑うつ
傾向』に
陥るリスクも
あるので
心配だ。
现在有些人处于兴奋状态,但如果今后地震持续下去,也有可能陷入丧失干劲或食欲下降等“抑郁倾向”,所以令人担心。
生活面の
不安を
訴える住民も
多く、
今後は
経済的な
支援も
必要になってくると
思う」と
述べました。
也有许多居民表达了对生活方面的不安,我认为今后也有必要提供经济上的支援。
そのうえで「今回、話を聞くだけでもかなりストレスが緩和されたように感じたので、今後も巡回診療を続け住民の不安に寄り添っていきたい」と述べました。
在此基础上,他表示:“这次光是听听大家的诉说,感觉压力就减轻了不少。今后我们也会继续巡回诊疗,贴近居民们的不安。”
十島村 震度1以上の地震 1720回(9日午前11時まで)
鹿児島県のトカラ列島の悪石島や小宝島付近では、6月21日から地震活動が活発になり、これまでに悪石島で最大震度6弱の揺れを観測しています。
十岛村 震度1以上的地震有1720次(截至9日上午11点)。在鹿儿岛县的吐噶喇列岛的恶石岛和小宝岛附近,自6月21日以来地震活动变得活跃,目前在恶石岛观测到最大震度为6弱的地震。
7月6日には悪石島で震度5強の揺れを観測する地震が2回相次いで発生し、7日にはマグニチュード5。
7月6日,恶石岛连续发生两次震度5强的地震,7日又发生了一次震级为5的地震。
1の
地震が
起きて
悪石島で
震度5
弱の
揺れを
観測しました。
活発な地震活動は続いていて、震度1以上の揺れを観測する地震が、7日は60回、8日は39回発生し、9日午前11時の時点で1720回にのぼっています。
活跃的地震活动仍在持续,观测到震度1以上的地震,7日发生了60次,8日发生了39次,截至9日上午11点,累计已达1720次。
トカラ列島近海では2023年や2021年にも活発な地震活動がありましたが、今回の地震の回数は過去のケースを大きく上回っています。
在吐噶喇列岛近海,虽然在2023年和2021年也曾发生过活跃的地震活动,但这次地震的次数远远超过了以往的情况。
気象庁は、震源が浅く、観測点に近いと震度が大きくなるとして、当面、最大震度6弱程度の地震に注意するよう呼びかけています。
气象厅呼吁大家注意,震源较浅且靠近观测点时震感会更强,因此近期需警惕最大震度为6弱左右的地震。