中国外務省は、
台湾の
蔡英文総統の
アメリカ滞在中にイベントに
招いたシンクタンクと、マッカーシー
下院議長との
会談が
行われたレーガン
元大統領の
記念図書館、
その幹部ら
に対して、
中国との
交流を
制限する
などの
制裁を
科したと
発表しました。
中国外務省は7日、アメリカの保守系のシンクタンク「ハドソン研究所」と、レーガン元大統領の記念図書館「レーガン・ライブラリー」、それに、それぞれの幹部ら合わせて4人に対し、中国の個人や団体との交流を厳しく制限するとともに、中国国内の資産凍結や入国拒否などの制裁を科したと発表しました。
「ハドソン研究所」は、台湾の蔡英文総統がアメリカ滞在中にイベントに招いて賞を贈り、蔡総統は受賞後に講演を行いました。
また「レーガン・ライブラリー」では、蔡総統とマッカーシー下院議長との会談が行われました。
制裁の理由について中国外務省は、「『台湾独立』の活動に舞台と便宜を与え、中国の主権と領土の一体性を著しく損ねた」としています。
蔡総統とマッカーシー議長との会談を受けて、中国側は6日、何らかの対抗措置をとることを示唆し、これまでにアメリカにある台湾の代表機関のトップとその家族や、台湾の2つの団体のトップに対し中国への訪問を禁止するなどの措置を発表しています。