アメリカのバイデン政権は2日、中国などに対するサイバー空間での優位性を維持するため、新たな国家戦略を発表しました。
サイバーセキュリティに関する新たな国家戦略では、中国、ロシア、北朝鮮などが先進的な技術を駆使し、アメリカの安全保障や経済的な繁栄を脅かしていると指摘しています。
そのうえで、アメリカが今後10年にわたって、サイバー空間での様々な脅威に対処していくために、デジタルインフラの強靭(きょうじん)化に向け、官民が協力して技術革新への投資を加速させることを明確に打ち出しました。
また、日本などの同盟国や有志国と連携して、サイバー空間における共通の目標を前進させるとし、中国を念頭に国際協調の必要性も明記しました。