APEC=
アジア太平洋経済協力会議の
ビジネス界の
代表者らでつくる
諮問委員会が、
東京都内で
会議を
開き、
拡大する
電子商取引で
関税を
掛け合う事態を
避けるための
ルールづくり
などが
重要だとする
提言をまとめました。
APECに政策提言する諮問委員会「ABAC」は、21の国と地域のビジネス界の代表者らでつくる組織で、4日までの4日間、東京で「地域経済統合」や「持続可能性」について議論を行いました。
委員会がまとめた提言によりますと、
▽この地域の貿易自由化に向けては、拡大する電子商取引などで、関税を掛け合う事態を避けるためのルールづくりが重要になるとしています。
また、
▽デジタル化の促進のために、中小企業がAIなどの技術を活用しやすくするほか
▽気候変動リスクに対処するため、官民が連携して脱炭素化への投資拡大に取り組む必要がある
などとしています。
ABACのトレブランカ議長は、記者会見で「貿易と投資に対する障壁を取り払ってもらい、自由化を進めるとともに、気候変動対策への対応の加速化を図ることが、最も重要だと考えている」と述べました。