バレー男子だんし 日本にっぽん イタリアに敗やぶれ 48年ねんぶり準決勝じゅんけっしょう進出しんしゅつならず

石川いしかわ祐希ゆき 主将しゅしょう「最後さいご決きめられず責任せきにんを感かんじる 力不足ちからぶそくだった」

石川いしかわ祐希ゆき選手せんしゅは「勝かつチャンスがありながら最後さいご、僕ぼくが決きめきれずこういう結果けっかになり責任せきにんを感かんじている。キャプテンとしてもエースとしても力不足ちからぶそくだった。『メダルを取とる』と言いい続つづけてきた中なかで敗やぶれたので、この結果けっかを強つよく受け止うけとめたい。みんながベストプレーを出だしてくれて感謝かんしゃの気持きもちでいっぱいです」と話はなしていました。

ブラン監督かんとく「準決勝じゅんけっしょう進出しんしゅつの夢ゆめも叶かなわず残念ざんねん」

パリオリンピックで退任たいにんするフィリップ・ブラン監督かんとくは「もう少もうすこしで勝かてそうな展開てんかいの中なか、最後さいご、点てんを取とれず、準決勝じゅんけっしょう進出しんしゅつの夢ゆめも叶かなわず残念ざんねんだ。選手せんしゅとともにいいチーム作づくりができていたし、これまでこのチームでやってこられたことは誇ほこりだ。チームを率ひきいるのが最後さいごで寂さびしい」と話はなしていました。

＝＝試合しあい経過けいか＝＝

【試合しあい開始かいし】石川いしかわ祐希ゆき、高橋たかはし藍あいなどが先発せんぱつ

パリオリンピック、バレーボール男子だんしの準々じゅんじゅん決勝けっしょう、日本にっぽん対たいイタリアは日本にっぽん時間じかんの午後ごご8時じ頃ごろ、始はじまりました。

日本にっぽんは▽西田にしだ有志ゆうじ選手せんしゅ▽山内やまうち晶あきら大だい選手せんしゅ▽関田せきた誠まこと大だい選手せんしゅ▽高橋たかはし健太郎けんたろう選手せんしゅ▽高橋たかはし藍あい選手せんしゅ▽石川いしかわ祐希ゆき選手せんしゅが先発せんぱつ出場しゅつじょうです。

イタリアは▼アレッサンドロ・ミキエレット選手せんしゅ▼シモーネ・ジャネッリ選手せんしゅ▼ジャンルカ・ガラッシ選手せんしゅ▼ダニエレ・ラビア選手せんしゅ▼ユーリ・ロマーノ選手せんしゅ▼ロベルト・ルッソ選手せんしゅが先発せんぱつ出場しゅつじょうです。

【第だい1セット】日本にっぽん 1-0 イタリア

日本にっぽんが25対たい20でイタリアから第だい1セットを奪うばいました。

第だい1セットは序盤じょばん、競り合せりあいとなりましたが、日本にっぽんが14対たい12と2点てんリードした場面ばめんから6連続れんぞくポイントを奪うばってイタリアを突き放つきはなしました。

石川いしかわ祐希ゆき選手せんしゅと西田にしだ有志ゆうじ選手せんしゅが持ち味もちあじを発揮はっきして、それぞれ6点てんをあげました。イタリアのブロックによる得点とくてんも2点てんに抑おさえています。

【第だい2セット】日本にっぽん 2-0 イタリア

終盤しゅうばんまで接戦せっせんが続つづく中なか、日本にっぽんは、21対たい23とリードされた展開てんかいから4連続れんぞくポイントをあげて、25対たい23で第だい2セットも逆転ぎゃくてんで奪うばいました。

エースの石川いしかわ祐希ゆき選手せんしゅがサービスエースを2本ほん決きめるなど9得点とくてんと活躍かつやくしています。

【第だい3セット】日本にっぽんが先さきに20点てん目め

第だい3セットも日本にっぽんとイタリアが競り合せりあう中なか、日本にっぽんが先さきに20点てん目めを奪うばいました。日本にっぽんが20対たい18とリードしています。あと5点てんを取とれば、日本にっぽんが準決勝じゅんけっしょうに進すすみます。

【第だい3セット】日本にっぽんがマッチポイント

日本にっぽんが先さきに24点てん目めを奪うばいました。

【第だい3セット】日本にっぽんがマッチポイントもイタリアが追おいつく

イタリアがサービスエースなどで盛り返もりかえし、24対たい24に追おいつきました。

【第だい3セット】イタリアが奪い返うばいかえす 日本にっぽん2-1イタリア

第だい3セットは、日本にっぽんが終盤しゅうばんに抜け出ぬけだし、24対たい21と先さきにマッチポイントを握にぎりましたが、粘ねばるイタリアに逆転ぎゃくてんされ、25対たい27で失うしないました。

エースの石川いしかわ祐希ゆき選手せんしゅが第だい2セットに続つづいて9点てんをあげる活躍かつやくを見みせましたが、イタリアのサービスエースなどで流ながれに乗のりきれませんでした。

【第だい4セット】日本にっぽん追おいつくもイタリアが奪うばう 日本にっぽん2-2イタリア

日本にっぽんは先さきにセットポイントを握にぎられながらも24対たい24に追おいつきましたが、最後さいごは突き放つきはなされ24対たい26で失うしないました。

日本にっぽんは2セット連続れんぞくで奪うばわれ、セットカウント2対たい2で並ならばれました。

勝負しょうぶは最終さいしゅう第だい5セットに持ち越もちこされました。

第だい4セットは、序盤じょばんからイタリアがリードするなか、日本にっぽんが、高橋たかはし藍あい選手せんしゅがサービスエース2本ほんを含ふくむ7得点とくてんの活躍かつやくで、終盤しゅうばんに追おいつきました。しかし最後さいごは競せり負まけて2セット連続れんぞくで失うしないました。イタリアはブロックで5得点とくてんするなど持ち味もちあじを発揮はっきしています。

☆第だい5セットは15点てんマッチ

【第だい5セット】日本にっぽん 競せり負まけ 日本にっぽん2-3イタリア

日本にっぽんは先さきにマッチポイントを握にぎられながら、14対たい14に追おいつきましたが、最後さいごはイタリアに15対たい17で奪うばわれました。日本にっぽんはセットカウント2対たい3で逆転ぎゃくてん負まけとなりました。

《準々じゅんじゅん決勝けっしょう 見みどころ》

◇日本にっぽん 予選よせんリーグは1勝しょう2敗はい

▽第だい1戦せん：●2-3 ドイツ

▽第だい2戦せん：○3-1 アルゼンチン

▽第だい3戦せん：●1-3 アメリカ

▽日本にっぽんは予選よせんリーグの初戦しょせんでドイツにフルセットの末すえ、2対たい3で敗やぶれ、出でだしでつまずきました。

▽第だい2戦せんでアルゼンチンにセットカウント3対たい1で勝かったものの

▽第だい3戦せんではアメリカに1対たい3で敗やぶれ、グループ3位いにとどまりましたがセット率りつの差さでからくも2大会たいかい連続れんぞくの準々じゅんじゅん決勝けっしょう進出しんしゅつを決きめました。

予選よせんリーグでは、西田にしだ有志ゆうじ選手せんしゅがチーム最多さいたの59得点とくてんをあげる一方いっぽうで、キャプテンの石川いしかわ祐希ゆき選手せんしゅがアメリカ戦せんで5得点とくてんしか挙あげられないなど本来ほんらいの力ちからを発揮はっきできず、イタリア戦せんではエースの復調ふくちょうが勝敗しょうはいの行方ゆくえを大おおきく左右さゆうしそうです。

◆イタリアはどんなチーム？

一方いっぽう、イタリアは、オリンピックで金メダルきんめだるを獲得かくとくした経験けいけんこそありませんが、2016年ねんのリオデジャネイロ大会たいかいでは銀メダルぎんめだるを獲得かくとくするなど、上あがっています。

予選よせんリーグでは

▽ブラジルにセットカウント3対たい1

▽エジプトに3対たい0

▽ポーランドに3対たい1と、

出場しゅつじょうした進すすんできました。

日本にっぽんとイタリアは、国際こくさい大会たいかいの『ネーションズリーグ』で2年ねん連続れんぞくで対戦たいせんしていて、去年きょねんは、予選よせんラウンドでは1対たい3で敗やぶれたものの銅メダルどうめだるをかけた3位い決定けってい戦せんで日本にっぽんが3対たい2で勝かちました。

ことしは、予選よせんラウンドで対戦たいせんし、日本にっぽんは、イタリアのサーブや高たかいブロックなどに苦くるしみ、1対たい3で敗やぶれています。

《データで見みる日本にっぽん×イタリア》

【平均へいきん身長しんちょう】

▽日本にっぽん：約やく190cm

▽イタリア：約やく196cm

特とくに、イタリアは予選よせんリーグでチームトップの54得点とくてんを挙あげたユーリ・ロマーノ選手せんしゅの身長しんちょうは2メートル1センチでイタリアの高たかさに日本にっぽんがどう対応たいおうするかがポイントのひとつになりそうです。

【予選よせんリーグ 個人こじん得点とくてん】

〈日本にっぽん〉

▽西田にしだ有志ゆうじ：59得点とくてん

▽石川いしかわ祐希ゆき：38得点とくてん

▽高橋たかはし藍あい：38得点とくてん

〈イタリア〉

▽ユーリ・ロマーノ：54得点とくてん

▽アレッサンドロ・ミキエレット：41得点とくてん

▽ダニエレ・ラビア：38得点とくてん

【得点とくてんの特徴とくちょう】

〈日本にっぽん〉

▽アタック：59.7％

▽ブロック：6.8％

▽サーブ：6.1％など

〈イタリア〉

▽アタック：51.3％

▽ブロック：11.9％

▽サーブ：6.3％など

イタリアのブロックによる得点とくてんが多おおいのが特徴とくちょうです。