内乱を
首謀した
疑いなどで
逮捕された
韓国のユン・ソンニョル(
尹錫悦)
大統領について、
合同捜査本部は
最長で2
月はじめまでユン
大統領を
拘束して
捜査を
進める方針ですが、
大統領は
取り調べを
拒否する
構えです。
韓国メディアは、
今後、
大統領を
捜査機関に
連行して
取り調べを
行うことも
検討されていると
伝えています。
「非常戒厳」を宣言した韓国のユン・ソンニョル大統領をめぐり、内乱を首謀した疑いなどで大統領を逮捕した合同捜査本部は、最長で2月はじめまで大統領を拘束して捜査を進めることにしています。
ただ、19日は、合同捜査本部が逮捕後はじめての取り調べをソウル近郊の捜査機関の庁舎で行うとユン大統領に通知しましたが、拘置所にいる大統領はこれを拒否しました。
大統領の弁護士は、これ以上、捜査本部で話すことはないと説明していて、合同捜査本部は20日も取り調べを行う方針ですが、ユン大統領は再び拒否するとみられています。
これについて通信社の連合ニュースは、ユン大統領がこのまま取り調べを拒否し続ければ、今後、合同捜査本部側がユン大統領がいる拘置所を訪問するか、大統領を捜査機関に連行して取り調べを行うことも検討されていると伝えています。
これに対してユン大統領の弁護団は、逮捕が適切だったかを判断する審査を裁判所に請求するなど、対抗策を検討していると報じられていて、大統領への捜査をめぐる攻防が続いています。