核兵器禁止条約が
発効してからまもなく4
年となるのにあわせて、19
日、
長崎市で
集会が
開かれ、
集まった
被爆者や
市民が
日本政府に
条約への
参加を
求めました。
この集会は核兵器の開発や保有、使用などを禁じる核兵器禁止条約が発効してから今月22日で4年となるのにあわせて長崎市の平和団体が開き、被爆者や市民、およそ120人が集まりました。
この中で、主催した団体の共同代表で、被爆者の朝長万左男さん(81)が日本被団協のノーベル平和賞受賞を振り返ったうえで「日本被団協が核のタブーを確立してきたが、近年のロシアの行動でそれが危うくなっている。日本政府には核の傘から脱却し、核兵器禁止条約の締約国会議にオブザーバーとして参加してもらいたい」と訴えました。
そして、日本政府に条約への署名・批准とともに、ことし3月にアメリカで行われる締約国会議にオブザーバーとして参加することを求めるアピール文が採択されました。
アピール文は石破総理大臣や岩屋外務大臣あてに送られるということです。
集会のあと、日本被団協の横山照子代表理事は「ノーベル平和賞を受賞して、残された課題に一生懸命取り組まないといけないと感じている。世界の核兵器をめぐる状況を変えるために、被爆国の日本が核兵器禁止条約に署名・批准してほしい」と話していました。