일본어 뉴스: 新型コロナ後遺症重く長期化した女性に初の傷病補償年金支給

新型しんがたコロナ後遺症こういしょう重おもく長期ちょうき化かした女性じょせいに初はつの傷病しょうびょう補償ほしょう年金ねんきん支給しきゅう

Sep 23, 2023 04:09

Furigana

新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんし労災ろうさい認定にんていを受うけた女性じょせいが後遺症こういしょうの症状しょうじょうが重おもく長期ちょうき化かしたとして傷病しょうびょう補償ほしょう年金ねんきんの支給しきゅうが決きまったことがわかりました。支援しえんするNPOによりますとコロナの感染かんせんでこの年金ねんきんが支給しきゅうされるのは初はじめてとみられ、後遺症こういしょうに苦くるしむ人ひとたちの救済きゅうさいにつながると期待きたいされています。

22日にち、厚生こうせい労働ろうどう省しょうで都内とないに住すむ55歳さいの女性じょせいが記者きしゃ会見かいけんを開ひらきました。

女性じょせいはおととし1月つき、東京とうきょう都内とないの有料ゆうりょう老人ろうじんホームで働はたらいていた際さいに新型しんがたコロナに感染かんせんして休職きゅうしょくし、半年はんとし後ごに労災ろうさい認定にんていを受うけました。

その後そのごも息苦いきぐるしさなどは改善かいぜんせず自宅じたくで酸素さんそ療法りょうほうを続つづける生活せいかつを続つづけていたところ、ことし5月つきに労働ろうどう基準きじゅん監督かんとく署しょから傷病しょうびょう補償ほしょう年金ねんきんの支給しきゅうが決きまったと通知つうちされたということです。

傷病しょうびょう補償ほしょう年金ねんきんはこれまでじん肺じんぱいなどで療養りょうようを始はじめてから1年ねん半はんが経過けいかした、症状しょうじょうが重おもい人ひとが対象たいしょうとなっていましたが、NPOによりますとコロナで支給しきゅうされたのは初はじめてとみられるということです。

女性じょせいは「毎日まいにち酸素さんそを2リットル使つかう生活せいかつで、元気げんきに動うごける日ひが少すくなく不自由ふじゆうな生活せいかつになった。時間じかんがかかったけど、支給しきゅうが認みとめられてほっとしています」と話はなしていました。

NPO法人ほうじん、東京とうきょう労働ろうどう安全あんぜん衛生えいせいセンターの飯田いいだ勝まさる泰たい事務じむ局長きょくちょうは「コロナの後遺症こういしょうに苦くるしむ人ひとたちの治療ちりょうと補償ほしょうが課題かだいになっている中なかで、国くには傷病しょうびょう補償ほしょう年金ねんきんを支給しきゅうし多おおくの人ひとたちの救済きゅうさいにつなげてほしい」と話はなしていました。

専門せんもん家か「傷病しょうびょう補償ほしょう年金ねんきん支給しきゅう認みとめたことは重要じゅうよう」

労働ろうどう問題もんだいに詳くわしい東洋とうよう大学だいがくの鎌田かまた耕一こういち名誉めいよ教授きょうじゅは「新型しんがたコロナの後遺症こういしょうが労災ろうさい認定にんていされるのは、そもそもハードルが高たかいと言いわれている。そうした中なかで後遺症こういしょうが長期ちょうき化かした人ひとに傷病しょうびょう補償ほしょう年金ねんきんの支給しきゅうを認みとめたことは重要じゅうような判断はんだんだ。コロナの後遺症こういしょうは企業きぎょうによっては理解りかいが進すすんでおらず、症状しょうじょうが続つづく人ひとが『いつまで仕事しごとを休やすむのか』と言いわれるようなケースが少すくなくないため、こうした人ひとたちへの支援しえんをどう進すすめていくか、考かんがえていく必要ひつようがある」と話はなしています。