一連の
広域強盗の
うち、ことし1
月、
東京 足立区の
住宅に
強盗を
計画して
侵入した
事件で、
実行役に
指示を
出していたとして、
警視庁はフィリピンを
拠点にした
特殊詐欺グループの
首謀者ら4
人を
強盗予備などの
疑いで
逮捕しました。
逮捕されたのは、フィリピンを拠点にした特殊詐欺グループの▽首謀者渡邉優樹容疑者(39)や、幹部の▽今村磨人容疑者(39)、▽藤田聖也容疑者(39)ら合わせて4人です。
一連の広域強盗事件をめぐっては今村容疑者が、▽去年5月、京都市の時計販売店で起きた強盗事件と、▽ことし1月、千葉県大網白里市のリサイクルショップで起きた強盗傷害事件で、「ルフィ」などと名乗り、指示を出していたとして逮捕・起訴されています。
捜査関係者によりますと、押収した携帯電話を解析するなどした結果、ことし1月、足立区で強盗を計画し、バールで窓ガラスを割って住宅に侵入した事件で、実行役に指示を出していた疑いがあることがわかり、強盗予備などの疑いで逮捕しました。
この事件の実行役の一部は、前日に東京 狛江市の住宅で90歳の女性が暴行を受けて死亡した事件にも関わったとして逮捕・起訴されていて、警視庁は関連を調べるとともに、指示系統などの解明を進めることにしています。
一連の広域強盗で、フィリピンの入管施設から送還された今村容疑者以外の関与が明らかになるのは初めてです。