菅首相 経済財政諮問会議に参加(16:00)

この中で、民間議員から、新型コロナウイルス対策をめぐり▼ワクチンの接種証明書などを、外食や旅行、イベントなどに活用することや、▼ワクチンを接種した人に対する帰国や入国後の隔離措置を緩和することなどが提言されました。
これを受けて菅総理大臣は「ワクチン接種は、今月末には国民の6割近くが接種を終え、10月から11月のできるだけ早い時期に、希望するすべての方に2回の接種を完了することを目指しており、新型コロナ対策は新たな局面に入っている」と述べました。
その上で、イベントの入場や施設の利用などに、ワクチンの接種証明書を活用することなどを含めて議論を進め、感染対策と社会経済活動の再開を両立させる道筋を早期に示す考えを明らかにしました。
また、菅総理大臣は、飲食や観光の事業者や、暮らしに深刻な影響を受けている人などへの支援を進めるほか、グリーンやデジタルなどの分野を対象に、財政措置の重点化や税制の見直しを行うと強調しました。
横田めぐみさんの母親の早紀江さん(85)は「拉致問題について答えを待っていただけに残念です。今回の判断は菅総理大臣の考えがあってのことなんだと思う」と話しています。
日経平均株価、3日の終値は、2日より584円60銭、高い、2万9128円11銭で、終値としておよそ2か月ぶりに2万9000円台を回復しました。 市場関係者は、「菅総理大臣の退任後、新しい内閣が大型の経済対策を打ち出すのではないかという見方から買い注文が一気に膨らんだ。その一方で、自民党総裁選挙の候補者の顔ぶれや具体的な政策を見定めたいという投資家も多く、当面、政治の動きが株価にも影響を与えそうだ」と話しています。
この中で、菅総理大臣は「連日すばらしい試合が行われており、さまざまな創意工夫を凝らし、困難を乗り越えて活躍するパラアスリートの姿に、自分も感銘を受けている」と述べました。 その上で、菅総理大臣は、オリンピック・パラリンピックには、世界中の人々の心を一つにする力があるとして、東京大会を通じ、共生社会の実現に向けた心のバリアフリーの精神を、引き続き世界に発信していく考えを示しました。 これに対し、パーソンズ会長は「アスリートや大会関係者が、口をそろえて『日本や日本人のすばらしさに感銘を受けた』と話している。政府や組織委員会との緊密な協力により、東京大会は史上最良の大会になった」と述べた上で、大会を通じて、世界中の障害者に勇気を与えることができたと評価しました。 そして、両氏は、安全・安心な東京大会の成功を成し遂げ、世界中のすべての人々に連帯と希望をもたらすよう、引き続き、連携して取り組むことで一致しました。
また衆議院選挙への影響については「これから新たな総裁が選ばれて、首班指名を経て、衆議院選挙に臨むことになる。政権選択の選挙であり、国民に政権を任せていただけるアピールができるよう力を合わせていく」と述べました。
また、記者団から「次の総裁にはどういう人物がふさわしいか」と聞かれたのに対し、「わたしには投票権がないので、それは自民党の中でお決めになることだ」と述べました。
そのうえで、総裁選挙の対応について「白紙ということに変わりはない。ただ、新しい状況となり、選択肢が狭まったことは事実だ。何が国民のため、自民党のためにとるべき道かということを、同志の皆さんと相談しながら、 しかるべき時に決断したい」と述べました。
その上で、総裁選挙への対応について「私の立候補の意思は変わらない。国会議員から激励の電話がたくさん来ていて 幅広く、いろいろな議員に支援をお願いしたい」と述べました。 また記者団が、政治信条が近いとされる安倍前総理大臣に支援を求めるのか質問したのに対し、高市氏は「これまで、いろいろ指導も頂き、同じ内閣で一緒に仕事もさせてもらったので、お願いしたいと思っている」と述べました。
この中で、菅総理大臣は「先ほど開かれた自民党役員会で、私自身、新型コロナ対策に専念をしたいという思いの中で、自民党総裁選挙には出馬をしないことを申し上げた」と述べ、今月行われる自民党総裁選挙に立候補しないことを表明しました。 そして菅総理大臣は「総理大臣になってから1年間、まさに新型コロナ対策を中心とする、さまざまな国が抱える問題に全力で取り組んできた。今月17日から、自民党の総裁選挙が始まることになっている。私自身、出馬を予定する中で、コロナ対策と選挙活動を考えたときに莫大なエネルギーが必要だ。そういう中で、やはり両立はできず、どちらかに選択すべきだ」と述べました。 その上で「国民に約束を何回もしており、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、私は専念したいと判断した。国民の命と暮らしを守る総理大臣として、私の責務なので、専念してやり遂げたい」と述べ、来週にも、改めて記者会見を行う考えを示しました。
号外を受け取った男性は「信じられないですね、びっくりしました」と話していました。
長年菅総理を支援してきたというそば店の男性店主は「非常に厳しい時期で、オリンピックもあり、誰がやっても難しいかじ取りだったと思います。飲食店としては非常に苦しい状況で、廃業とのせめぎ合いを1年間やってきましたが、補助金や給付金で存続の可能性が出てきました。個人的にはよくやって頂いたと感謝しています。非常に気持ちの強い方ですから、今後も議員生活を続けて国のために貢献してくれると確信しています」と話していました。 衣料品店を経営する80代の男性は、「初めて聞いて驚きました。この商店街はいろいろお世話になっていて、みんなで応援していたので残念です。コロナの影響でみんな落ち込んでいる時期なので、大変だったと思います」と話していました。 青果店店長の60代の男性は、「立候補しないのは当たり前だと思います。横浜の市長選の前、学術会議の問題のころからしゃべり方とか納得のさせ方とかが不十分だと思っていました」と話していました。 買い物に訪れていた80代の女性は、「コロナの事でたたかれているのはどうしようもないんじゃないかと思ってかわいそうでした。一番悪いときに首相になってしまったと思います。やっぱり地元なので、出ないとなったら寂しいです」と話していました。
AP通信は「菅総理大臣は、新型コロナウイルス対策で遅れをとったほか、国民の健康への懸念があるなかでオリンピックを開催したことで批判を受け、支持率が急降下した」と伝えています。 また、AFP通信は「今回の衝撃的な発表はパンデミックへの対応をめぐり菅政権の支持率が過去最低となっているなかで行われた」と伝えています。そのうえで「菅総理大臣は新型コロナウイルスへの対策に苦慮し、日本はワクチン接種が遅れたため記録的な第5波に苦しめられている」としています。 アメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズは、「菅総理大臣は歴史的に不人気な政権を救おうと何日も費やしたあと、急な判断をくだした。新型コロナウイルスの症例が過去最高を記録し、ワクチンの供給が不安定となって入院も難しくなるなか、これ以上続けられないと判断したとみられる」と伝えています。 また、アメリカのメディア、ブルームバーグは「東京オリンピック後の数週間、日本では感染者が急増し、菅総理大臣の支持率は急落していた。さらに先月は菅総理大臣が政治家としてのキャリアをスタートさせた横浜市の市長選挙で支援していた候補が敗れるなど打撃が続いていた」と伝えています。そのうえで「安倍前総理大臣が日本で最も長く総理大臣を務めたあと、日本を再び短命なリーダーの時代に戻さないようにしようと考えていた。しかし、新型コロナウイルス対策や汚職スキャンダル、オリンピックをめぐる論争などすべてが影響を及ぼした」と指摘しています。 アメリカのCNNテレビは東京から中継で、菅総理大臣の表明の背景について「安倍前総理大臣が健康上の理由で退いたあと、延期されたオリンピックと進行中の新型コロナウイルスの大流行という非常に困難な状況を引き継いでいた」と伝えています。 国営の中国中央テレビは、ニュース番組で、「菅総理大臣が、自民党の臨時役員会で総裁選挙に立候補しないことを表明した。今月末に総裁の任期が満了するのに伴い 総理大臣を退任することになる」と伝えました。そして、「このところ、新型コロナウイルスの影響で、支持率がずっと良くなかった」と伝えました。 また、韓国の連合ニュースも「立候補の見送りにより菅総理大臣が総裁の任期満了にあわせて総理大臣を辞任するという見通しが出てきている」と伝えています。
市場関係者は、「新型コロナウイルスへの政府の対応への不満から、菅政権の支持率が下がり、投資家の間では衆議院選挙のあとの日本経済に影響が出るのではないかという懸念が高まっていた。菅総理大臣が立候補しないことで、その懸念が払拭されるとの見方が広がり、買い注文が広がっている」と話しています。
その上で「正直びっくりしているが、総裁の発言なので、考えに考えて決断されたのだろう。我々がその場で押し問答しても、適切ではないと考え、総裁の考えを受け入れて、今後の党運営に対処していきたい」と述べました。 また二階幹事長は、菅総理大臣の総裁選挙の立候補見送りについて「けさ知った」と述べました。
このあと、記者団に対し「菅総理大臣が総裁選挙に立候補しないと表明したことを、商店街に向かう途中で聞いた。状況をよく確認したうえで、改めて考え方を申し上げたい」と述べました。 その上で、「総裁選挙への思いは変わらない。これからも国民や党員の皆さん1人ひとりに向けてしっかりと発信する努力を続けていきたい」と述べました。
その上で、総裁選挙への対応について、下村氏は「状況が変わったので、これから、改めて同志や仲間と相談したい」と述べ、改めて検討する考えを示しました。
出席者によりますと、この中で菅総理大臣は「新型コロナウイルスの対策に専念したいので、総裁選挙には立候補しない」と述べ、今月17日告示、29日投開票の日程で行われる自民党総裁選挙に立候補しないことを明らかにしました。 これにより、今月末に総裁としての任期が満了するのに伴い、総理大臣を辞任する意向とみられます。 また、来週6日に行いたいとしていた党役員人事についても実施しない考えを示しました。 3日の臨時の役員会は、菅総理大臣に人事の一任を取り付けるためのものでしたが、それを断念した形となり、午後1時半から予定されていた臨時の総務会も開かれないことになりました。
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