ドイツのミュンヘン国際音楽コンクールは1952年に始まった伝統あるコンクールで、若手音楽家の登竜門として知られています。年によって開催される部門が異なり、ことしはピアノデュオ部門が開催されて、事前の審査を通過した20組が出場していました。
最終選考は8日行われ、福岡市出身の姉妹、坂本彩さんとリサさんが息の合った演奏を披露して、3位に入賞しました。坂本彩さんとリサさんはこれまで国内外のさまざまなコンクールで受賞を重ね、現在はドイツのロストック音楽・演劇大学大学院に在籍しています。
3位に入賞したことについて、坂本彩さんは「コロナ禍でコンクールが開催されるのか心配でしたが、最後まで演奏でき無事に終えられてよかったです」と話していました。
また妹のリサさんも「少し悔しい結果になりましたが、2人で頑張ってくることができました。音楽人生のなかですばらしい経験となり幸せです」と話していました。