일본어 뉴스: 自民党総裁選 4候補経済やコロナウイルス対策などめぐり論戦

自民党じみんとう総裁そうさい選挙せんきょに立候補りっこうほしている河野こうの規制きせい改革かいかく担当たんとう大臣だいじん、岸田きしだ前ぜん政務せいむ調査ちょうさ会長かいちょう、高市たかいち前ぜん総務そうむ大臣だいじん、野田のだ幹事かんじ長ちょう代行だいこうの4人にんは、NHKの「日曜にちよう討論とうろん」に出演しゅつえんし、今後こんごの経済けいざい政策せいさくや、新型しんがたコロナウイルス対策たいさくなどをめぐって論戦ろんせんを交かわしました。

今後こんごの経済けいざい政策せいさくについて、

河野こうの氏しは「アベノミクスで企業きぎょうの利益りえきは非常ひじょうに大おおきくなったが、個人こじんの所得しょとくにつながってこなかったところがある。賃金ちんぎんを上あげることによって、所得しょとくを増ふやす。そのためには、労働ろうどう分配ぶんぱい率りつを高たかめた企業きぎょうには、法人ほうじん税ぜいを減税げんぜいする。これを速すみやかに始はじめていきたい」と述のべました。

岸田きしだ氏しは「利益りえきや効率こうりつだけではない新あたらしい日本にっぽん型がたの資本しほん主義しゅぎを進すすめたい。子こどもの貧困ひんこんなど、格差かくさが広ひろがったと言いわれてきたが、新型しんがたコロナがそれに追い打おいうちをかけた。成長せいちょうの果実かじつをしっかり分配ぶんぱいし、広ひろく所得しょとくを引き上ひきあげていくことを考かんがえていかなければならない」と述のべました。

高市たかいち氏しは「いちばん重視じゅうししているのは、未来みらいをひらいていくために、リスクの最小さいしょう化かに資しする危機きき管理かんりの分野ぶんやに対にたいし、国費こくひで大胆だいたんな投資とうしを行おこない、産業さんぎょうや製品せいひん、サービスを育そだてることだ。それを同おなじような課題かだいを抱かかえる世界せかい各国かっこくに輸出ゆしゅつしていくことでそのまま成長せいちょう投資とうしになる姿すがたを描えがいている」と述のべました。

野田のだ氏しは「世界せかいから見みた日本にっぽんの評価ひょうかの低ひくさに少子しょうし高齢こうれい化かがある。子こどもに投資とうしして返かえってくるのは20年ねん後ごだと言いう人ひとがいるが、子こどもは消費しょうひ者しゃでもある。『こども庁ちょう』設置せっち法案ほうあんを出だし、財源ざいげんに『こども国債こくさい』を発行はっこうして、先行せんこう投資とうしという形かたちでしっかりと大おおきな財源ざいげんをつけていきたい」と述のべました。

一方いっぽう、新型しんがたコロナウイルス対策たいさくで「ロックダウン」＝都市とし封鎖ふうさを可能かのうにする法ほう整備せいびの必要ひつよう性せいについて、河野こうの氏しは「将来しょうらいの最悪さいあくに備そなえたロックダウンの議論ぎろんは必要ひつようだ。ただ、当面とうめんは、なぜいま人じん流りゅう抑制よくせいをやらなければいけないのかを説明せつめいし、協力きょうりょくしていただいている、さまざまな飲食いんしょく店てんやイベントなどへの給付きゅうふ金きんの支払しはらいを速すみやかに行おこなうための準備じゅんびが大事だいじだ」と述のべました。

岸田きしだ氏しは「将来しょうらい的てきに法ほう改正かいせいは必要ひつようだが、今いまは人ひと流りゅう抑制よくせいに協力きょうりょくしてもらいそれに見合みあうだけの経済けいざい対策たいさくを用意よういすることを優先ゆうせんすべきだ。その後そのご、平時へいじの社会しゃかい経済けいざい活動かつどうを取り戻とりもどした場合ばあいでも、簡易かんいな検査けんさキットなどを活用かつようしながら、日本にっぽん型がたの人ひと流りゅう抑制よくせいの在り方ありかたを考かんがえなければならない」と述のべました。

高市たかいち氏しは「新あらたな変異へんい株かぶが出でてきて、ワクチンや治療ちりょう薬やくが全まったく効きかないような深刻しんこくな状況じょうきょうになった時ときには外出がいしゅつ制限せいげんも必要ひつようになる。備そなえのための法律ほうりつをつくっておく必要ひつようがあり、与野党よやとう合同ごうどうのチームで議論ぎろんをしっかりと行いって合意ごういを得えたうえで、国会こっかいに提出ていしゅつする形かたちが最もっとも望のぞましい」と述のべました。

野田のだ氏しは「必要ひつようない。初はじめて緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが出でた時ときは国民こくみんは自発じはつ的てきにロックダウンしてくれていた。それでも結果けっかを出だせなかったことに、不信ふしんや不安ふあんを持もっているのであり、まずはしっかりと説明せつめいし、国民こくみんに協力きょうりょくしてもらいながら、引き続ひきつづき取り組とりくむべきだと信しんじている」と述のべました。