パイナップルの葉で作るエコなランドセル
テレビ朝日は「未来をここから」というプロジェクトでSDGsについて紹介しています。今回は「作る責任、使う責任」というテーマです。今、捨てられるはずだったパイナップルの葉を使って、ランドセルなどの製品を作る活動が広がっています。
このランドセルは「パイナセル」といいます。パイナップルの葉から作られていて、表面はスウェードのようにやわらかいです。牛の革でランドセルを作ると、牛を育てるときにたくさんのCO2が出ます。でも、パイナセルを使うと、ランドセル1つで約110キロのCO2を減らすことができます。
いろいろな素材で実験をしましたが、一番丈夫だったのがパイナップルレザーでした。セイバンの徳田さんは、「毎日使うランドセルが、身近なものでできていることを知って、子どもたちが想像力を育ててほしい」と話しています。
パイナップルの葉はタイでたくさん取れます。今までは葉を焼いて捨てていましたが、日本の会社「PEEL Lab」は葉から繊維を取り出し、天日で干してシートにして、レザーのような素材を作っています。