アメリカの
トランプ大統領は、
連邦議会にみずからの
支持者らが
乱入した
事件について、
責任はないという
考えを
示すとともに、さらなる
騒乱が
起きた
場合は
大統領を
弾劾する
手続きを
進める民主党に
責任が
あると
強調しました。
アメリカでは、
暴徒化したトランプ
大統領の
支持者らが
連邦議会に
乱入した
事件を
受けて、
大統領を
弾劾訴追する
決議案が
議会に
提出される
など、
責任を
追及する
動きが
加速しています。
こうした中、記者団の前に6日ぶりに姿を現したトランプ大統領は、事件をめぐる責任について問われ「私の発言をメディアなどで読んだ人たちは全く適切だったと考えている」と答え、みずからに責任はないという考えを示しました。
また、弾劾訴追の動きについて「史上最大の魔女狩りの続きだ。ばかげていて、途方もない怒りを生んでいる」と批判したうえで「民主党がこの道を進めば、アメリカに大きな危険と怒りをもたらすことになる。私は暴力を望まない」と述べ、さらなる騒乱が起きた場合、責任は民主党にあると強調しました。
議会下院では、憲法の規定に基づいてトランプ大統領を事実上、解任するよう副大統領に求める決議案が12日にも可決され、ペンス副大統領はこれに応じない見通しですが、大統領の罷免を求める弾劾訴追の決議案が13日にも民主党などの賛成多数で可決される見通しです。
こうした中、FBI=連邦捜査局は、全米で武装した集団によるさらなる抗議デモが計画されているとして警戒を呼びかけていて、バイデン次期政権が発足する今月20日にかけて緊張が高まっています。