年末年始の体重増加とその回復傾向
年末年始の休暇期間中に体重が増加する、いわゆる「正月太り」を経験する人は少なくないが、実際には8割以上の人が1カ月以内に元の体重へと戻るという調査結果が示された。しかしながら、油断は禁物であり、体重が元に戻らずに定着してしまうケースも存在する。
バスマット型体重計「スマートバスマット」を開発・販売するissin社は、1万人の利用者データを解析し、「正月太り」の実態を明らかにした。同社は2024年12月20日から26日までの平均体重を基準とし、年始に体重が1%以上増加した場合を「正月太り」と定義している。例えば、体重60キログラムの人であれば600グラム以上増えることに相当し、これは一般的に「太った」と自覚する水準といえる。
この定義に基づくと、全体の64.2%が正月太りを経験していた。その後、2025年1月8日から31日までの体重変化を追跡したところ、84,8%の人が1月末までに元の体重に戻っていたことが判明した。
さらに、2%以上体重が増加した人のうちでも、78,5%が1カ月以内に体重増加を解消している。
本調査を監修した管理栄養士・今井菜穂子氏によれば、「正月太り」の主な要因は、運動不足による「むくみ」と消化管内の内容物であるという。すなわち、水分や摂取した食物の代謝が一時的に低下するために体重が増加するのであり、日常生活に戻れば通常、速やかに元の体重へと戻る傾向がある。
しかしながら、すべての人が体重を戻せるわけではない。その理由の一つが「週末リバウンド」にある。元の体重に戻る人と戻らない人を比較すると、週末における体重変化に明確な差が見られた。平日には1日あたり平均0,05%ずつ体重が減少するものの、週末に運動不足や過食を繰り返すと、せっかく減った体重が再び増加し、元の水準に戻りにくくなるのである。
このような傾向を踏まえ、今井氏は週末リバウンドを回避するための三つのポイントを提案している。
第一に、週末も平日と同様の就寝・起床リズムを維持すること。第二に、週末も食事内容や活動量を平日と同程度に保つこと。第三に、体重を意識しすぎず、自然な形で計測する習慣を身につけることである。
1月は寒さのため、週末は家で過ごす時間が長くなりがちであるが、だからこそ食事や運動に一層注意を払う必要がある。
また、体重が増加した際に体重計に乗るのは心理的に抵抗があるものの、気負わずに測定を続けることで、体重が減少し始めていることに気づきやすくなり、それが週末リバウンドの抑止力となるのだ。