日本新聞: 旭川女子中学生死亡再調査委“いじめが自殺原因”報告書提出

旭川あさひかわ女子じょし中学生ちゅうがくせい死亡しぼう再さい調査ちょうさ委い“いじめが自殺じさつ原因げんいん”報告ほうこく書しょ提出ていしゅつ

Sep 1, 2024 22:09

Furigana

3年ねん前まえ、北海道ほっかいどう旭川あさひかわ市しの公園こうえんで女子じょし中学生ちゅうがくせいが死亡しぼうしているのが見みつかった問題もんだいで、市しの再さい調査ちょうさ委員いいん会かいは1日にち、いじめが原因げんいんの自殺じさつだったとする調査ちょうさ結果けっかの報告ほうこく書しょを市しに提出ていしゅつしました。

旭川あさひかわ市しの中学ちゅうがく2年生ねんせいだった廣瀬ひろせ爽彩あやさん（当時とうじ14）は、3年ねん前まえの2021年ねん3月つき、雪ゆきの積つもった市内しないの公園こうえんで死亡しぼうしているのが見みつかり、その後そのご、いじめがあったことが認定にんていされました。

しかし、市し教育きょういく委員いいん会かいの第三者だいさんしゃ委員いいん会かいによる調査ちょうさでは、死亡しぼうしたことといじめとの関係かんけい性せいが明あきらかにならず、遺族いぞくの求もとめで新あらたに再さい調査ちょうさ委員いいん会かいが設もうけられ、調査ちょうさが継続けいぞくされました。

再さい調査ちょうさ委員いいん会かいはことし6月つき、調査ちょうさ結果けっかの概要がいようを市しや報道ほうどう機関きかんに説明せつめいしましたが、その直前ちょくぜんに、当初とうしょ調査ちょうさにあたった第三者だいさんしゃ委員いいん会かいの報告ほうこく書しょに似にた文書ぶんしょがネット上じょうに流出りゅうしゅつしたことから、正式せいしきな調査ちょうさ結果けっかの報告ほうこくを延期えんきしていました。

市しが報告ほうこく書しょの管理かんりを厳格げんかく化かするなどの対策たいさくをとったことから1日にち、再さい調査ちょうさ委員いいん会かいの尾お木直きなおし樹じゅ委員いいん長ちょうらが市役所しやくしょを訪おとずれ、今津いまづ寛ひろし介かい市長しちょうに報告ほうこく書しょを提出ていしゅつしました。

再さい調査ちょうさでは、女子じょし生徒せいとがいじめを受うけてPTSD＝心的しんてき外傷がいしょう後ごストレス障害しょうがいを発症はっしょうし、自殺じさつに至いたるまでトラウマに苦くるしんだとして「いじめにあわなければ自殺じさつは起おこらなかった」と結論けつろんづけています。

尾お木き委員いいん長ちょうは「今回こんかいの事案じあんはこの土地とち特有とくゆうのものではなく、全国ぜんこくどこでも起おこりうるものです。この報告ほうこく書しょが旭川あさひかわ市しや全国ぜんこくの子こどもたちが希望きぼうの未来みらいを描えがけるよういじめの対策たいさくの道みちしるべとなってほしい」と話はなしていました。