Báo tiếng Nhật: 宮司が神社の収入一部を私的流用か東京国税局が所得隠し指摘

宮司ぐうじが神社じんじゃの収入しゅうにゅう一部いちぶを私的してき流用りゅうようか東京とうきょう国税局こくぜいきょくが所得しょとく隠かくし指摘してき

Sep 12, 2024 11:09 1

Furigana

東京とうきょう北きた区くにある「赤羽あかはね八幡やはた神社じんじゃ」の60代だいの宮司ぐうじが神社じんじゃの収入しゅうにゅうの一部いちぶを私的してき流用りゅうようするなどしていたとして、東京とうきょう国税局こくぜいきょくが神社じんじゃを運営うんえいする宗教しゅうきょう法人ほうじんと宮司ぐうじに対にたいし、およそ2億おく5000万まん円えんの所得しょとく隠かくしを指摘してきしていたことが関係かんけい者しゃへの取材しゅざいで分わかりました。

東京とうきょう国税局こくぜいきょくから所得しょとく隠かくしを指摘してきされたのは、1200年ねんを超こえる歴史れきしがあるとされる東京とうきょう北きた区くの「赤羽あかはね八幡やはた神社じんじゃ」を運営うんえいする宗教しゅうきょう法人ほうじん「八幡やはた神社じんじゃ」と代表だいひょう役員やくいんを務つとめる60代だいの男性だんせい宮司ぐうじです。

関係かんけい者しゃによりますと、この神社じんじゃが販売はんばいするお守もりなどの模様もようが、人気にんきアイドルグループを連想れんそうさせるとしてファンからは「聖地せいち」と呼よばれ多額たがくの法人ほうじん収入しゅうにゅうがありましたが、宮司ぐうじは収入しゅうにゅうの一部いちぶを自身じしんの買い物かいものなどに流用りゅうようしていたということです。

東京とうきょう国税局こくぜいきょくは、宮司ぐうじが去年きょねんまでの7年間ねんかんに私的してきに流用りゅうようしたおよそ2億おく5000万まん円えんは、法人ほうじんから宮司ぐうじへの「給与きゅうよ」にあたり法人ほうじんが所得しょとく税ぜいを源泉げんせん徴収ちょうしゅうする義務ぎむがあるとして所得しょとく隠かくしを指摘してきし、法人ほうじんと宮司ぐうじに重加算税じゅうかさんぜいを含ふくむおよそ1億おく3000万まん円えんを追徴ついちょう課税かぜいしました。

NHKの取材しゅざいに対にたいし、宮司ぐうじは「コメントできない」としています。

相次あいつぐ宗教しゅうきょう法人ほうじんの「源泉げんせん徴収ちょうしゅう漏もれ」

神社じんじゃや寺てらの収入しゅうにゅうを個人こじん的てきに流用りゅうようするなどして宗教しゅうきょう法人ほうじんが「源泉げんせん徴収ちょうしゅう漏もれ」を指摘してきされるケースは、全国ぜんこくで相次あいついでいます。

法人ほうじん税法ぜいほうでは宗教しゅうきょう法人ほうじんの事業じぎょうのうち、お守おまもりやおみくじの販売はんばいなどの「宗教しゅうきょう活動かつどう」については、法人ほうじんとして納税のうぜいの必要ひつようがなく非課税ひかぜいです。

こうした非課税ひかぜいの収入しゅうにゅうであっても宗教しゅうきょう法人ほうじんの代表だいひょうなどが、その収入しゅうにゅうを個人こじん的てきに流用りゅうようした場合ばあいは、法人ほうじんが代表だいひょうなどの個人こじんに対にたいして支払しはらった給与きゅうよにあたるとされ、法人ほうじんが所得しょとく税ぜいを源泉げんせん徴収ちょうしゅうし納税のうぜいする義務ぎむが生しょうじます。

しかし、関係かんけい者しゃによりますと、さい銭さいせんやお布施おふせなどは領収りょうしゅう書しょを発行はっこうしない現金げんきん収入しゅうにゅうであったり、法人ほうじんの収入しゅうにゅうと生活せいかつ費ひなどを同おなじ口座こうざで管理かんりしたりすることもあり、「源泉げんせん徴収ちょうしゅう漏もれ」につながっているということです。

国税庁こくぜいちょうによりますと、去年きょねん6月つきまでの1年間ねんかんに調査ちょうさを行おこなった全国ぜんこくの宗教しゅうきょう法人ほうじん1975法人ほうじんのうち7割わり余あまりにあたる1429法人ほうじんで「源泉げんせん徴収ちょうしゅう漏もれ」が指摘してきされ、およそ15億おく円えんを追徴ついちょう課税かぜいしたということです。

国税庁こくぜいちょうは宗教しゅうきょう法人ほうじん向むけのパンフレットを作成さくせいし、法人ほうじんの収入しゅうにゅうと住職じゅうしょくなどの個人こじんの家計かけいは明確めいかくに区分くぶんするよう呼よびかけるとともに、法人ほうじんが住職じゅうしょくなどの飲食いんしょく代だいや子こどもの学費がくひを負担ふたんした場合ばあいは、給与きゅうよにあたるとされ源泉げんせん徴収ちょうしゅうの対象たいしょうとなることなどを説明せつめいしています。