兵庫県明石市で
当時4
歳だった
女の子が
陥没した
砂浜に
埋まって
亡くなった
事故から30
日で22
年です。
現場では、
砂浜を
管理する
明石市の
市長らが
花を
手向け、
手を
合わせました。
2001年の12月30日、兵庫県明石市の「大蔵海岸」で、遊びに来ていた当時4歳の金月美帆ちゃんが突然、陥没した人工の砂浜に埋まり、5か月後に亡くなりました。
事故から22年となる30日、砂浜を管理する明石市の丸谷聡子市長や幹部職員ら合わせて6人が現場を訪れ、献花台に花を手向けて、静かに手を合わせました。
事故は堤防の下に設けられたゴム製のシートに亀裂が入り、砂が海に流出して崩れたことが原因で、現場の海岸では同じような陥没が事故の前から相次いでいたのに十分な対策を取らなかったとして市の担当者など4人が業務上過失致死の罪に問われ、全員の有罪が確定しています。
市では、事故の風化を防ぐため、新入職員を対象にした研修を続けていて、ことしはコロナ禍の前の2019年以来、4年ぶりに現場に参加者を集めて実施したということです。
丸谷市長は「遺族の悲しみに終わりがないということは私自身も娘を持つ親として心から思います。こういった事故が二度と起こらないように市長として安全対策をしっかりと引き継いでいきたい」と述べました。