12
月31
日未明、
山形県鶴岡市西目で、
住宅や
空き家などの
裏山が
高さ20
メートルから30メートル、
幅100メートルほどにわたって
崩れ、
およそ10
棟の
建物が
巻き込まれて
倒壊しました。
この土砂崩れで、80代の男性と70代の妻の2人の安否がわからず、元日の1月1日も警察と消防、それに自衛隊などがおよそ200人態勢で捜索を続けています。
現場では、強い雨やあられが断続的に降る中、重機で土砂を取り除いたり、スコップで土を掘ったりする作業が進められ、夫婦が住んでいた住宅付近を中心に捜索していますが、今も見つかっていません。
山形地方気象台によりますと、鶴岡市を含む庄内地方では2日にかけてふぶき、一日に降る雪の量は、平地の多いところで30センチと予想されるということです。
警察や消防などは、1月1日も夜を徹して捜索を続けることにしています。
災害対策本部 捜索状況や今後の方針を報告
午後5
時から
鶴岡市役所で
行われた
災害対策本部会議では、
捜索活動の
状況や
今後の
活動方針について
報告がありました。
この中で、消防の担当者からは安否がわかっていない夫婦の住宅の付近では、がれき撤去がほぼ終わり、今後はショベルカーや手作業で流れ込んだ土砂の撤去を行う方針が報告されました。
また、1月1日の捜索活動の中で夫婦の住宅付近からは手紙やレターケース、それに名前の書いてある書類が見つかったということです。
消防などは、1日の夜も照明を当てながら夜を徹して捜索を続けることにしています。
市の関係者は「見つかっていない夫婦がいると思われる場所を重点的に捜索している。とにかく無事に見つかってほしい」と話していました。
元自治会長「2人を早く見つけてほしい」
鶴岡市の
土砂災害で
安否が
分かっていない
高齢の
夫婦と
長年、
親交があったという
住民の
男性は「
女性は
明るく
社交的な
人で、
女性の
夫とも
よく話をした。2
人を
早く
見つけてほしい」と
話していました。
被災した地区の元自治会長、平田充廣さん(75)は、安否が分かっていない高齢の夫婦とおよそ20年前から親交がありました。
平田さんは2人の人柄について「女性は明るく社交的な人で野菜などをおすそ分けする関係でした。女性の夫はあまりしゃべらない寡黙な人でしたが、つきあいをしていくうちに心を開いてよく話をしてくれるようになりました」と話していました。
平田さんは3年ほど前、除雪作業をしていたところ、女性からグレーの手袋をもらったということで「手袋はすごく暖かくて、今も大切に使っています」と話していました。
一方、今も2人の安否が分かっていないことについては「生きていてほしい。2人を早く見つけてほしい。風が吹く場所で大変かもしれないが、寒い中で捜索してくれている警察や消防、自衛隊に感謝しています」と話していました。
鶴岡市 避難住民にすし届ける “少しでも正月気分を”
鶴岡市は
ホテルに
避難している
住民たちに、
少しでも
正月気分を
感じてもらおうと
夕食にすしを
用意して
届けました。
鶴岡市西目で発生した土砂災害では、地区の住民8世帯22人に避難指示が出され、安否がわかっていない2人を除く20人が、親戚の家や市が用意した避難先のホテルなどで正月を迎えています。
鶴岡市は、このうちホテルに避難している住民に食事を提供していますが、元日の1月1日は、少しでも正月気分を味わってもらおうと地元のスーパーに依頼して夕食にすしを用意しました。
スーパーには午後4時すぎ、市の職員が訪れて、すしのパックを受け取り、車で避難先のホテルまで届けました。
スーパーの阿部聡店長は「被害に遭い不安はあると思うが、すしを食べて少しでも正月気分を感じてほしい」と話していました。
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N2
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