일본어 뉴스: 米議会下院中国に関する特別委設置決定 “中国の脅威に対抗”

米べい議会ぎかい下院かいん中国ちゅうごくに関にかんする特別とくべつ委い設置せっち決定けってい “中国ちゅうごくの脅威きょういに対抗たいこう”

Jan 11, 2023 11:01

Furigana

野党やとう・共和党きょうわとうが多数たすう派はを占しめるアメリカ議会ぎかい下院かいんに、中国ちゅうごくの経済けいざい力りょくや軍事ぐんじ的てきな脅威きょういに対抗たいこうするための特別とくべつ委員いいん会かいの設置せっちが決きまり、今後こんご、中国ちゅうごくに対にたいするアメリカの姿勢しせいは一段いちだんと強硬きょうこうになる可能かのう性せいもあります。

アメリカ議会ぎかい下院かいんでは10日にち、中国ちゅうごくに関にかんする特別とくべつ委員いいん会かいの設置せっちについて採決さいけつが行おこなわれ、超党派ちょうとうはの支持しじを得えて、賛成さんせい多数たすうで設置せっちが決きまりました。

この特別とくべつ委員いいん会かいは、去年きょねんの中間ちゅうかん選挙せんきょで多数たすう派はを奪還だっかんした共和党きょうわとうのマッカーシー下院かいん議長ぎちょうが選挙せんきょの公約こうやくとして設置せっちを掲かかげていたもので、アメリカに対にたいする中国ちゅうごくの貿易ぼうえき上じょうや軍事ぐんじ的てきな脅威きょういに対抗たいこうするとしています。

具体ぐたい的てきには、経済けいざい面めんでの中国ちゅうごく依存いぞんの見直みなおしや、アメリカ国内こくないのサプライチェーン＝供給きょうきゅう網もうの強化きょうか、それに知的ちてき財産ざいさんの保護ほごなどに向むけて調査ちょうさや政策せいさく提言ていげんを行おこなうとしています。

採決さいけつに先立さきだち、議会ぎかいで演説えんぜつしたマッカーシー議長ぎちょうは、「共産きょうさん主義しゅぎ者しゃの中国ちゅうごくが突つきつける脅威きょういは深刻しんこくだ。特別とくべつ委員いいん会かいの設置せっちは、こうした脅威きょういに対応たいおうする最もっともよい方法ほうほうだ。われわれはこれ以上いじょう、中国ちゅうごくに依存いぞんせず、中国ちゅうごくに対にたいし、ぜい弱ぜいじゃくであることもない」と強調きょうちょうしました。

アメリカ議会ぎかい下院かいんはバイデン政権せいけんに対にたいし、これまで以上いじょうに、対たい中国ちゅうごく政策せいさくで強硬きょうこう姿勢しせいをとるよう求もとめるものと見みられ、今後こんご、中国ちゅうごくに対にたいするアメリカの姿勢しせいは一段いちだんと強硬きょうこうになる可能かのう性せいもあります。

専門せんもん家か “バイデン政権せいけんの対たい中ちゅう政策せいさくより強硬きょうこうな可能かのう性せいも“

保守ほしゅ系けいのシンクタンク、アメリカン・エンタープライズ研究所けんきゅうじょの上級じょうきゅう研究けんきゅう員いんで、アジアの安全あんぜん保障ほしょうに詳くわしいザック・クーパー氏しは、NHKのインタビューに対にたいし、アメリカの新あたらしい議会ぎかいは中国ちゅうごくに一段いちだんと強硬きょうこうになる可能かのう性せいが高たかいとの見方みかたを示しめしました。

この中なかでクーパー氏しは「ワシントンでは今いま、民主みんしゅ・共和きょうわ両りょう党とうとも中国ちゅうごくに強硬きょうこうだと見みられたいと考かんがえているが、共和党きょうわとうはその競い合きそいあいをさらに過熱かねつさせることになる」と指摘してきしました。

また、新あらたに設置せっちされることになった中国ちゅうごくに関にかんする特別とくべつ委員いいん会かいの委員いいん長ちょうに指名しめいされたギャラガー議員ぎいんについては、「中国ちゅうごくの問題もんだいで議会ぎかいでは最もっとも好戦こうせん的てきな議員ぎいんだ。彼かれらは台湾たいわんへの軍事ぐんじ支援しえんやアメリカ軍ぐんの戦力せんりょく強化きょうか、アジアの同盟どうめい国こくとの関係かんけい強化きょうか、そしてサプライチェーンの技術ぎじゅつに関にかんする規制きせいと言いった幅広はばひろい分野ぶんやで法ほう整備せいびを進すすめるはずだ」と分析ぶんせきしました。

そして、下院かいんの主導しゅどう権けんを共和党きょうわとうが握にぎることがバイデン政権せいけんの対たい中国ちゅうごく政策せいさくに与あたえる影響えいきょうについて、クーパー氏しは、「下院かいんの共和党きょうわとうは新型しんがたコロナウイルスが出現しゅつげんした当初とうしょの中国ちゅうごくの対応たいおうや、中国ちゅうごくの人権じんけん状況じょうきょう、台湾たいわん問題もんだいなどに関にかんするたくさんの公聴こうちょう会かいを開ひらく見通みとおしだ。バイデン政権せいけんはこうした公聴こうちょう会かいへの対応たいおうで、弱腰よわごしと見みられないようにふるまうことを強しいられ、対たい中ちゅう政策せいさくはすでに固かたまっているとは言いっても、より強硬きょうこうな方策ほうさくをとることになるかもしれない」との見方みかたを示しめしました。