일본어 뉴스: 安倍元首相銃撃事件山上容疑者を起訴殺人と銃刀法違反の罪

安倍あべ元もと首相しゅしょう銃撃じゅうげき事件じけん山上さんじょう容疑ようぎ者しゃを起訴きそ殺人さつじんと銃刀じゅうとう法ほう違反いはんの罪つみ

Jan 13, 2023 16:01

Furigana

去年きょねん7月つき、奈良なら市しで演説えんぜつ中ちゅうの安倍あべ元もと総理そうり大臣だいじんが銃じゅうで撃うたれて殺害さつがいされた事件じけんで、奈良なら地方ちほう検察庁けんさつちょうは山上やまがみ徹也てつや容疑ようぎ者しゃを殺人さつじんと銃刀じゅうとう法ほう違反いはんの罪つみで起訴きそしました。

起訴きそされたのは、奈良なら市しの無職むしょく、山上やまがみ徹也てつや被告ひこく（42）です。

起訴きそ状じょうなどによりますと、山上さんじょう被告ひこくは去年きょねん7月つき、奈良なら市しで演説えんぜつをしていた安倍あべ元もと総理そうり大臣だいじんに対にたいして、至近しきん距離きょりから手製てせいの銃じゅうを2回かいにわたって発射はっしゃして殺害さつがいしたほか、この銃じゅうとそれに適合てきごうする弾丸だんがん数すう発はつや火薬かやくを所持しょじしていたとして、殺人さつじんと銃刀じゅうとう法ほう違反いはんの罪つみに問とわれています。

これまでの警察けいさつの調しらべに対にたいし、山上さんじょう被告ひこくは、母親ははおやが多額たがくの献金けんきんをしていた「世界せかい平和へいわ統一とういつ家庭かてい連合れんごう」、旧きゅう統一とういつ教会きょうかいに恨うらみを募つのらせた末すえ、事件じけんを起おこしたなどと供述きょうじゅつし、安倍あべ元もと総理そうり大臣だいじんをねらった理由りゆうについては、「教団きょうだんと近ちかしい関係かんけいにあると思おもった」と供述きょうじゅつしていました。

奈良なら地検ちけんは、去年きょねん7月つきから今月こんげつ10日にちまで半年はんとし近ちかくにわたって「鑑定かんてい留置とめおき」をして精神せいしん鑑定かんていを行おこなってきましたが、刑事けいじ責任せきにん能力のうりょくがあると判断はんだんしました。

鑑定かんてい結果けっかに加くわえて、山上さんじょう被告ひこくが銃じゅうを製造せいぞうしていたことや安倍あべ元もと総理そうり大臣だいじんの演説えんぜつの予定よていを把握はあくして周到しゅうとうに銃撃じゅうげきを計画けいかくしていたことなどを踏ふまえたとみられます。

今後こんご、裁判さいばん員いん裁判さいばんで審理しんりされる見通みとおしで、事件じけんの経緯けいいや動機どうきがどこまで明あきらかになるかや山上さんじょう被告ひこくが法廷ほうていで何なにを話はなすのかが今後こんごの焦点しょうてんとなります。

山上さんじょう被告ひこく社会しゃかい復帰ふっきできたら「大学だいがくへ行いきたい」

山上さんじょう被告ひこくの伯父おじによりますと、被告ひこくは、今月こんげつ10日にちまで大阪おおさか拘置こうち所しょで鑑定かんてい留置りゅうちされていた間ま、接見せっけんした妹いもうとに対にたいし、将来しょうらい、社会しゃかい復帰ふっきできたときには「大学だいがくへ行いきたい」などと話はなしたということです。

山上さんじょう被告ひこくは、母親ははおやが旧きゅう統一とういつ教会きょうかい、「世界せかい平和へいわ統一とういつ家庭かてい連合れんごう」に入信にゅうしんし多額たがくの献金けんきんをしたことなどで、家庭かていが困窮こんきゅうし大学だいがくに進学しんがくできなかったといいます。

大阪おおさか拘置こうち所しょでは、いつか大学だいがくに入いれるよう勉強べんきょうをして過すごし、親族しんぞくからは英語えいごの資格しかくの教材きょうざいや英和えいわ辞典じてんが差し入さしいれられ、特とくに英語えいごに力ちからを入いれて学まなんでいたということです。

拘置こうち所しょには全国ぜんこくから服ふくや菓子かしなどの差し入さしいれが大量たいりょうに送おくられてきました。

中なかには、「服役ふくえき後ごの費用ひようとして使つかってください」などとする現金げんきん書留かきとめも届とどけられていて、去年きょねん10月つきごろには金額きんがくは100万まん円えんを超こえていたということです。

一方いっぽう、山上さんじょう被告ひこくの伯父おじは、今回こんかいの事件じけんで母親ははおやの献金けんきん額がくなどが明あきらかになったことを受うけて、旧きゅう統一とういつ教会きょうかいに対にたいして返金へんきんを求もとめ教会きょうかい側がわの弁護士べんごしと文書ぶんしょでやりとりをしていますが、母親ははおやは「旧きゅう統一とういつ教会きょうかいに対にたいして申し訳もうしわけない。お金おかねを返かえしてもらいたくない」などと話はなしているということです。