日本で最もラーメンを食べる都市はどこ?
ラーメンは、長年にわたり日本人に親しまれてきた国民的料理であるが、その消費量において全国の都市の中で最も高い水準を誇るのは、どの都市であろうか。総務省による家計調査の結果によれば、山形市がラーメンに対する年間支出額で全国1位となり、4年連続でその地位を維持したことが明らかになった。
2025年における1世帯あたりの平均支出額は25,102円に達し、調査開始以来最高額を記録したという。
この発表が行われた日には、市役所に地元ラーメン店の経営者や市民が集まり、その結果を固唾を飲んで見守っていた。山形市の1位が発表されるや否や、会場には歓喜の声が響き渡り、くす玉が割られるなど、市民同士でその喜びを分かち合う光景が見られた。
なお、2位には新潟市が入り、年間支出額は19,073円であった。新潟市は2021年に一度山形市を抜いて1位となった経緯があり、以降強力なライバルとして認識されている。
また、3位には宇都宮市が続き、福島市や富山市も上位に名を連ねている。
山形市は人口約24万人に対して約230軒ものラーメン店が存在しており、ラーメンは単なる食事という枠を超え、市民生活に深く根付いている。市民にとっては「何を食べるか」ではなく、「どの店に足を運ぶか」が日常的な関心事となっているのが特徴的だ。
2021年に一度1位の座を新潟市に明け渡した際には、市民の間に大きな衝撃が走った。しかしながら、市とラーメン店が一体となってPR活動などを積極的に展開した結果、翌年には再び首位を奪還することに成功した。
このようなラーメン文化は、飲食店のみならず、農家や食品関連企業など地域経済全体に好影響を及ぼしている。したがって、山形市におけるラーメンは、単なる食べ物という域を超え、地域の誇りであり、文化的象徴であると言っても過言ではない。