「宣誓。たった1球の白球を私たち高校球児が追いかけ始めてから、憧れのこの舞台に立つまでにたくさんの支えや応援がありました。
制約がかかるなかで多くの方々が努力をして、私たちが全力で野球をできる環境をつくってくださいました。
そして、この春甲子園に声を出しての応援が戻ってきます。
野球ができること、それを応援してもらえることは当たり前ではなく、大変ありがたいことだと感じています。
様々な制限があった生活も徐々に終わりを迎えつつあります。
一方で、戦争、紛争、そして災害。
私たちが野球に打ち込んでこられたように、全ての若者が希望を持ち、夢を追いかけられる平和な世の中となるよう、願わずにはいられません。
そして、私たち高校球児は仲間を信じ、一枚岩となって全身全霊でプレーし、勇気や感動を届けることで、支えてくださるすべての方に恩返しをしたいと思います。
この聖地、甲子園で全高校球児が1球に魂を込め、正々堂々戦い抜くことを誓います」
そのうえで「ウクライナでの戦争や新型コロナなど暗いニュースが続く中で、高校野球によって勇気や明るいニュースを届けたいという思いを選手宣誓に込めました。泥臭く、一球一球にくらいついてプレーしたいです」と話していました。
【NHK特設サイト】センバツ高校野球2023