マスク着用ちゃくよう状況じょうきょう調査ちょうさ 去年きょねんからおおむね横よこばいの状態じょうたい

屋内おくないでのマスク着用ちゃくよう義務ぎむが解除かいじょされて以降いこう、ソウル中心ちゅうしん部ぶのデパートでは、一部いちぶの商品しょうひんの売り上うりあげに変化へんかが現あらわれています。

屋内おくないでマスクをしないことを意識いしきして、化粧けしょう品ひんを買い求かいもとめる客きゃくが増ふえていて、取材しゅざいしたデパートでは、口紅くちべにやチークなどの売り上うりあげが2月つきは、前まえの年としの同おなじ月つきと比くらべて30％以上いじょう伸のびたということです。

また、香かおりを気きにする人ひとも増ふえ、香水こうすいの売り上うりあげも伸のびてきているということです。

化粧けしょう品ひん売り場うりばを担当たんとうするデパートの担当たんとう者しゃは「マスクの着用ちゃくよう義務ぎむが解除かいじょされたことで、自由じゆうに行動こうどうできるという気持きもちになって、化粧けしょう品ひんや香水こうすい以外いがいにも全般ぜんぱん的てきに売り上うりあげの伸のびが期待きたいできる」と話はなしていました。

ニューヨーク市内しないにある個人こじん経営けいえいの書店しょてんでは、3年ねん前まえの6月つき月つきごろから、客きゃくにマスクの着用ちゃくようを求もとめていて、いまもこのルールを続つづけています。

入り口いりくちには店内てんないでのマスク着用ちゃくようを求もとめるお知おしらせが張はられ、マスクを持もっていない客きゃくには店みせ側がわがマスクを用意よういして、着つけてもらっています。

この店みせには幼おさない子こども連づれや高齢こうれいの客きゃくも数多かずおおく訪おとずれるということで、限かぎられた空間くうかんの中なかで客きゃくと従業じゅうぎょう員いんが少すこしでも安心あんしんして過すごせるよう、こうした対応たいおうを続つづけているということです。

この対応たいおうに対にたいして、客きゃくとの大おおきなトラブルはこれまでのところないということで、書店しょてんの店主てんしゅは「ほとんどの利用りよう客きゃくからは肯定こうてい的てきな反応はんのうをもらっています。世の中よのなかの感染かんせん状況じょうきょうを見みながら、従業じゅうぎょう員いんと私わたし自身じしんが納得なっとくできるまではマスク着用ちゃくようを続つづけるつもりです」と話はなしていました。

マスクを着つけていた70代だいの女性じょせいは「人混ひとごみ、バスや電車でんしゃではマスクを着つけます。私わたしは若わかくなく、自分じぶんで自分じぶんを守まもらなければいけませんし、家族かぞくも守まもらないといけない。だからマスクを着つけます。着つけない人ひともいるのは人ひとそれぞれですし無理強むりじいはできませんね」と話はなしていました。

30代だいの男性だんせいは「最近さいきん、知り合しりあいに感染かんせんした人ひともいて、大おおきな都市としや多おおくの人ひとがいるところでは感染かんせんを避さけられないと思おもいます。わたしはマンハッタンに出でかける時ときや密閉みっぺいされた空間くうかんではいまもマスクをしています。着つけない人ひとがいるのはその人ひとの選択せんたくだと思おもいます。私わたしたちは自分じぶんを守まもるのに最善さいぜんを尽つくさなければならないのと、お互おたがいに思おもいやりを持もたないといけませんね」と話はなしていました。

20代だいの男性だんせいは「コロナの流行りゅうこうはまだ続つづいていると思おもいます。自分じぶんは最初さいしょのころから感染かんせんしないようとても気きをつけていました。屋内おくないでマスクを着つけない人ひとがいるのはとても気きになっていて、自分じぶんの感染かんせんリスクが高たかくなっていると思おもいます」と話はなしていました。

一方いっぽうでマスクを着用ちゃくようしていなかった18歳さいの女性じょせいは「マスクをやめたのはたぶん1年ねんくらい前まえです。もうパンデミックは終おわったと感かんじますし、みんな免疫めんえきができてワクチンも打うっています。だからマスクはぜんぜん必要ひつようないと思おもいます」と話はなしていました。

50代だいの男性だんせいは「もう4回かいもワクチンを打うっていますし、これが『新あたらしい生活せいかつ様式ようしき』なのだと思おもいます。でも地下鉄ちかてつではまだマスクを着つけています。ニューヨークではワクチンの接種せっしゅ率りつも高たかいので1年ねん前まえに感かんじていたような脅威きょういはもう収おさまっていると思おもいますし、コロナはインフルエンザみたいなものなのだと感かんじます」と話はなしていました。

70代だいの男性だんせいは「健康けんこうですしワクチンも打うっているのでマスクは着つけていません。半年はんとしくらい前まえまでは着つけていましたが、いまは保健ほけん当局とうきょくも『着つけなくても大丈夫だいじょうぶ』だと言いっています。政府せいふの言いうことに従したがっているだけです」と話はなしていました。

その上うえで「マスクの着用ちゃくようを推奨すいしょうするかどうかを、地域ちいきごとの感染かんせん状況じょうきょうと連動れんどうさせるCDCのやり方やりかたはとてもよい方法ほうほうだと思おもうし必要ひつようなことだと考かんがえている。アメリカではマスクを着つけるかどうかは個人こじんの選択せんたくとなっており、CDCの推奨すいしょうを参考さんこうに個人こじんが判断はんだんできることが重要じゅうようだ」と話はなし、感染かんせんの状況じょうきょうに応おうじて臨機りんき応変おうへんにマスクを着用ちゃくようするかどうかを判断はんだんすることが重要じゅうようだという認識にんしきを示しめしました。

また、マスクの着用ちゃくようが個人こじんの判断はんだんになった現在げんざいも、飛行機ひこうきやバスなどの公共こうきょう交通こうつう機関きかんでマスクを着用ちゃくようする人ひとが一いち定数ていすう、いることを例れいにあげ、「アメリカで1割わりから2割わりの人ひとがマスクを着用ちゃくようしているのは研究けんきゅう者しゃとしては喜よろこばしい。マスクをする習慣しゅうかんがなかったアメリカでマスク着用ちゃくようが『新あたらしい生活せいかつ様式ようしき』になったのかもしれない」と話はなしていました。