気候変動に関する国際会議「COP26」は、焦点の一つだった石炭火力発電について、段階的に削減するとした合意文書を採択し、閉幕しました。
議長国のイギリスが「段階的な廃止」にこだわっていた石炭火力を巡っては、文書の採決直前にインドなどが反発し「段階的な削減」と表現が弱められました。
これに対して「大きく失望した」と述べる国もありました。
削減対象は「排出削減対策が取られていないもの」との条件が付けられました。
平均気温の上昇については「1.5度以内に抑える努力を追求する」として、これまでの目標より踏み込んだ形になりました。
また、すでに気候変動で被害を受けている国に対し、先進国による資金援助についての枠組みが新たに設けらました。