16
日の
東京株式市場、
日経平均株価は
一時500
円以上、
値上がりしています。
注目を集めていたアメリカのFRB=連邦準備制度理事会の会合の結果がおおむね想定の範囲内だったとして投資家の安心感につながり、買い注文が増えています。
16日の東京株式市場は、取り引き開始直後から買い注文が増えて、日経平均株価の上げ幅は、一時500円を超えました。
その後は利益を確保するための売り注文も出て、日経平均株価、午前の終値は15日の終値より444円53銭高い、2万8904円25銭でした。
東証株価指数=トピックスは、24.21上がって2008.31。
午前の出来高は、5億1568万株でした。
市場関係者は「FRBが今回の会合で決めた量的緩和策の終了を前倒しするなどの内容がおおむね想定の範囲内だったとして、投資家の安心感につながっている。一方で、新型コロナの変異ウイルス『オミクロン株』の影響など、世界経済の先行きに対する警戒感も根強く、株価が一段と上昇する展開にはなっていない」と話しています。
円相場は値下がり
16
日の
東京外国為替市場、
円相場は
値下がりし、1ドル=114
円台前半で
取り引きされています。
アメリカのFRB=連邦準備制度理事会の会合の結果を受けて、アメリカの長期金利が上昇し、ドルを買う動きが出ています。
市場関係者は「FRBが今回の会合で金融の引き締めを進める姿勢を鮮明にしたことで、アメリカの長期金利が上昇した。一方で日銀は、大規模な金融緩和策を続ける構えで、日米の金利差が開くという見方からドルを買って円を売る動きが出ている。FRBが景気の下振れリスクとなりかねないインフレ懸念に対応する姿勢を示したことで、アメリカ経済の先行きへの警戒感が和らいだこともドルを買う要因になっている」と話しています。