22歳のチェン選手は、前回のピョンチャンオリンピックでは、ショートプログラムのミスが響いて5位に終わりました。
しかし、その後は世界選手権3連覇中で、来月の北京オリンピックでは、羽生結弦選手など日本勢にとって強力なライバルになると見られています。
チェン選手は7日、アメリカ南部のテネシー州ナッシュビルで、北京オリンピックの代表選考を兼ねた全米選手権の公式練習に臨みました。
自分の曲をかけて滑る時以外はマスクをしたまま練習し、4回転からの連続ジャンプやステップなどを繰り返し行って、感触を確かめていました。
練習の後、取材に応じたチェン選手はみずからの状態について「ジャンプはまだ定まっていないが、全体的にはいい練習ができた。あすに向けて体の準備は整ったと思う」と話しました。
全米選手権では大会6連覇がかかっていて「ほとんどのトレーニングはすでにできているので、大会を楽しんで最大限のパフォーマンスを発揮することを心がけている。優勝してオリンピックの出場権を勝ち取ることに集中したい」と意気込みを話していました。
全米選手権の男子シングルはショートプログラムが8日、フリーが9日に行われます。