일본어 뉴스: 濱口竜介監督「ドライブ・マイ・カー」米非英語映画賞受賞

濱口はまぐち竜介りゅうすけ監督かんとく「ドライブ・マイ・カー」米べい非ひ英語えいご映画えいが賞しょう受賞じゅしょう

Jan 10, 2022 12:01 1

Furigana

アカデミー賞しょうの前哨ぜんしょう戦せんとされるアメリカの映画えいがの賞しょう、ゴールデングローブ賞しょうの発表はっぴょうが9日にち行おこなわれ濱口はまぐち竜介りゅうすけ監督かんとくの「ドライブ・マイ・カー」が非ひ英語えいご映画えいが賞しょうを受賞じゅしょうしました。

ゴールデングローブ賞しょうはハリウッドで映画えいが業界ぎょうかいを専門せんもんに取材しゅざいする外国がいこく人じん記者きしゃでつくる団体だんたいが選えらぶものでアメリカ映画えいが界かい最大さいだいの祭典さいてん、アカデミー賞しょうの前哨ぜんしょう戦せんと位置いちづけられています。

ことしの発表はっぴょうは審査しんさ員いんの人種じんしゅ構成こうせいが多様たよう性せいに欠かけるなどとしてテレビ局てれびきょくが生なま中継ちゅうけいでの放送ほうそうを見送みおくる中なか、9日にち、非ひ公開こうかいで行おこなわれ、濱口はまぐち竜介りゅうすけ監督かんとくの「ドライブ・マイ・カー」が非ひ英語えいご映画えいが賞しょうを受賞じゅしょうしました。

「ドライブ・マイ・カー」は村上むらかみ春樹はるきさんの短編たんぺん小説しょうせつが原作げんさくで、妻つまを亡なくした舞台ぶたい俳優はいゆうで演出えんしゅつ家かの男性だんせいが専属せんぞくドライバーの女性じょせいと出会であい、ともに過すごすうちに目めを背そむけてきた妻つまの秘密ひみつと向き合むきあう物語ものがたりです。

去年きょねん、カンヌ映画えいが祭さいで脚本きゃくほん賞しょうを受賞じゅしょうしたほか、8日にちに発表はっぴょうされたアメリカの批評ひひょう家かが去年きょねんの最もっとも優すぐれた映画えいがを選えらぶ全米ぜんべい映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょうでは作品さくひん賞しょうをはじめ4つの部門ぶもんを受賞じゅしょうするなど国際こくさい的てきに高たかい評価ひょうかを受うけていて、ことしのアカデミー賞しょうでも注目ちゅうもくが高たかまりそうです。

「ドライブ・マイ・カー」とは

「ドライブ・マイ・カー」は村上むらかみ春樹はるきさんの短たん編集へんしゅう「女おんなのいない男おとこたち」に収録しゅうろくされている同名どうめい小説しょうせつが原作げんさくです。

妻つまを亡なくした舞台ぶたい俳優はいゆうで演出えんしゅつ家かの男性だんせいが主人公しゅじんこうで、男性だんせいの車くるまを運転うんてんすることになったドライバーの女性じょせいと出会であい、ともに過すごすうちに目めを背そむけていた妻つまの秘密ひみつと向き合むきあっていく物語ものがたりです。

主人公しゅじんこうを西島にしじま秀俊ひでとしさんが務つとめ、寡黙かもくなドライバーの役やくを三浦みうら透子とうこさんが演えんじています。

濱口はまぐち竜介りゅうすけ監督かんとくが別べつの映画えいが監督かんとくとともに共同きょうどうで手てがけた脚本きゃくほんには「女おんなのいない男おとこたち」に収録しゅうろくされているほかの小説しょうせつの要素ようそも取り入とりいれられていて上映じょうえい時間じかんは179分ふんにのぼります。

去年きょねん開催かいさいされた世界せかい3大だい映画えいが祭さいの1つ、フランスのカンヌ映画えいが祭さいではこの作品さくひんで濱口はまぐち監督かんとくらが脚本きゃくほん賞しょうを受賞じゅしょうしています。

また8日にちに発表はっぴょうされたアメリカの批評ひひょう家かが去年きょねんの最もっとも優すぐれた映画えいがを選えらぶ「全米ぜんべい映画えいが批評ひひょう家か協会きょうかい賞しょう」では日本にっぽん映画えいがとしては1985年ねん以来いらいとなる作品さくひん賞しょうを受賞じゅしょうしたほか、主演しゅえんの西島にしじまさんはアジアの俳優はいゆうとして初はじめて主演しゅえん男優だんゆう賞しょうに選えらばれるなど合あわせて4部門ぶもんを受賞じゅしょうしました。

濱口はまぐち竜介りゅうすけ監督かんとくとは

濱口はまぐち竜介りゅうすけ監督かんとくは神奈川かながわ県けん出身しゅっしんの43歳さい。

東京とうきょう芸術げいじゅつ大学だいがく大学院だいがくいんの修了しゅうりょう制作せいさくの作品さくひん「PASSION」が国内外こくないがいの映画えいが祭さいに出品しゅっぴんされて注目ちゅうもくを集あつめ、その後そのご、東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいをテーマにしたドキュメンタリーなど多おおくの作品さくひんを手てがけてきました。

2015年ねんに公開こうかいされた「ハッピーアワー」は女性じょせいどうしの友情ゆうじょうや夫婦ふうふ関係かんけいの葛藤かっとうを描えがいた5時間じかんを超こえる大作たいさくで、その年としのスイスのロカルノ国際こくさい映画えいが祭さいでそれまで演技えんぎの経験けいけんがなかった主演しゅえんの女性じょせい4人にんが最優秀さいゆうしゅう女優じょゆう賞しょうに選えらばれて話題わだいとなりました。

おととし、イタリアのベネチア国際こくさい映画えいが祭さいで黒沢くろさわ清きよし監督かんとくが監督かんとく賞しょうに選えらばれた「スパイの妻つま」では監督かんとくらと共同きょうどうで脚本きゃくほんを担当たんとうしたほか、去年きょねんのドイツのベルリン国際こくさい映画えいが祭さいでは「偶然ぐうぜんと想像そうぞう」が最高さいこう賞しょうの金きん熊くま賞しょうに次つぐ銀ぎん熊くま賞しょうの審査しんさ員いん大賞たいしょうに選えらばれています。