トヨタ自動車の
労働組合は、
今年度上半期の
会社の
業績が
好調だったこと
などを
踏まえ、ことしの
春闘で
ボーナスについて
去年の
妥結額を
上回る月給の6.9
か月分を
要求する
方針を
固めました。
トヨタ自動車の労働組合は、19日、執行委員会を開き、ことしの春闘に向けた要求の内容を協議しました。
関係者によりますと、この中では、ボーナスについて、月給の6.9か月分を要求する方針を固めました。
去年の春闘で、トヨタの労働組合は月給の6か月分のボーナスを要求し、経営側から満額回答を得ましたが、今回の要求はそれを上回る形です。
トヨタ自動車は、コロナ禍においても去年9月までの半年間の決算で、売り上げや最終的な利益がこの時期として過去最高になっていて、組合としては、こうした好調な業績などを踏まえた要求だとしています。
一方、足元では、トヨタは世界的な半導体不足や東南アジアでの新型コロナウイルスの感染拡大などの影響で減産を余儀なくされているだけに、経営側がことしも満額回答を示すかが焦点となります。
トヨタの労働組合では今月中にボーナス以外の賃上げの要求も固めることにしていて、労使交渉は来月中旬から本格化します。