東京 江東区の東京ビッグサイトで25日から始まった「国際福祉機器展」には、国内外から438の企業や研究機関などが参加しています。
このうちパナソニックは、AIがリハビリを支援する新たなサービスを披露しました。
利用者がタブレット端末で歩行や食事といった日常生活に関するアンケートに答え、歩く様子をカメラで撮影すると、骨格の動きなどをもとにAIが最適なリハビリの計画を提案します。
その後の訓練も、AIが利用者を判別し、それぞれの改善状況などの記録を自動で作成するということです。
来年の秋ごろにサービスを始める方針で、パナソニックロボット・リハビリ事業開発部の河上日出生部長は「介護分野の人手不足を補うとともに、利用者の生活の質の向上にも貢献していきたい」と話していました。
また、福祉関連の事業を手がけるセントケア・ホールディングは来月、実用化を予定しているAIを搭載した介護支援ロボットを出展しています。
ロボットはヒト型で、介護施設などで食事を運ぶことができるほか、施設内を見回って利用者がベッドから落ちるなどの危険な状況を検知するとスタッフに知らせることもできるとしています。この展示会は、27日まで開かれています。