横浜市に
ある介護施設が
医師の
数を
水増しして
介護報酬を
請求し
不正に
受け取っていたことが
分かりました。
受け取った
額は
7億5000
万円余りに
上るとみられ、
横浜市は、
施設を
運営する
医療法人に対し、
返還を
求めるとともに、
今後1年間、
新規の
利用者の
受け入れを
停止する
処分を
行いました。
処分を
受けたのは、
横浜市旭区の
介護老人保健施設「
希望の
森」を
運営する
医療法人「
司命堂会」です。
横浜市によりますと、この施設は平成25年から5年余り、法律で決められた医師の数を満たしているように装って介護報酬を請求し、不正に受給していたということです。
施設は、過去に勤務していた医師の名前を使って実態のないタイムカードや勤務表を偽造して、医師の数を水増しして報告していたということで、不正に受け取った報酬の総額は7億5000万円余りに上るとみられます。
横浜市は法律の時効にかからない過去2年分、1億5000万円余りの返還を求めているほか、それ以前についても自主的な返納を求めています。
施設には現在およそ150人の利用者がいるということで、市は、事業者の指定取り消しはせず、今後1年間、新たな利用者の受け入れを停止する処分を行いました。
医療法人「処分は重く受け止める」
処分を受けた医療法人「司命堂会」は「処分は重く受け止めており、市の方針にはしたがいたい。利用者に極力影響が出ないよう、職員一丸となって対応していく」とコメントしています。